週中競馬記事(2024年5月28日)~リーディングサイアー展望・回顧~ | ブログ

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今週も引き続き2場開催で開催替わりとなって4回京都・3回東京

G1安田記念、G3鳴尾記念の2重賞実施、クラス再編成後の2歳戦スタート週

 

●1位(1位)キズナ(21億2050万4000円)(79勝)

(19億3545万9000円)(75勝)

先週は2勝クラス特別など4勝。G1日本ダービーではジャスティンミラノ2着で1億2800万ほど獲得し21億円突破。

 

G1日本ダービーのジャスティンミラノはG1皐月賞ではレコード決着を勝ち切り、G3共同通信杯と同様にスローのレースにも対応しましたが勝ち馬とは通ったところの差もあって2馬身差の2着。枠順の差も出たように思いますが出走頭数の違いはあれど7枠でしか走っていないので他の枠の結果もわかりませんが。日本ダービーでは異例の超スローとなって出し抜けを喰らうような形で敗れましたが3着馬をなんとか凌いだような2着ということでもなく実力は確かでしょう。

 

他の出走馬もスローに嵌ったり東京でイレ込んだりなどでしたが3番人気シックスペンスはスプリングS以来というローテで勝ち馬を考えればこれでも勝たないといけないのでしょうが距離も長く右回りのコーナー4つのようなコースが現状ではベストかと。道中も勝ち馬の近くにいたのですが要はこの馬もイレ込んでしまいスタートは1番良かったぐらいでしたが最初のコーナーでポジション争いになった際に外から来られ引っ掛けられて終わってしまったかと。

 

リーディング観点では勝ち馬を出せなかったのは痛手で1頭しか入着しなかったのも伸ばし切れなかったという印象になりますが日本ダービー2着馬を出して21億円突破。2位に2億6000万ほどのリード、これが一発型のジャスティンミラノ頼みでここから全く伸びないのなら別ですが勝利回数でもロードカナロアに1勝差で2位となっているようなタイプの種牡馬なので大きなアドバンテージと見ても良いでしょう。前回も書きましたが昨年は8月の関屋記念週に獲得賞金20億円突破でこれまでとは全く違うペースのキャリアハイが確実視される年度なので。

 

安田記念には前走G3ダービー卿チャレンジトロフィーで重賞1勝パラレルヴィジョンが出走予定。

 

3勝クラスを東京ダート1600mで勝利して中山マイルのリステッドレースと前走G3ダービー卿チャレンジトロフィーを連勝。前走ダービー卿チャレンジトロフィー組の連対馬は15年モーリス、16年ロゴタイプといますが近年は苦戦傾向。3歳4月デビューで当初は中距離に使われキャリア3戦目のG2神戸新聞杯では1番人気に推されたほどですが、素質馬がマイルに狙いを定め再び軌道に乗ってのG1レース初挑戦。想定は全6勝中5勝のクリストフ・ルメールに戻る形。前走はドバイワールドカップデーとの関連で替わっただけで騎手も完全に調子は戻ったようなので。

産駒は22・23年と連覇中ですが産駒傾向というよりソングラインの成績と見た方が良いでしょう、安田記念出走産駒は22・23年1着ソングラインと22年5着ファインルージュの2頭、のべ3回の出走。クリストフ・ルメール勝利の場合は18年モズアスコット以来。

 

鳴尾記念には産駒登録なし。

 

●2位(2位)ロードカナロア(18億5886万3000円)(80勝)

(17億7697万6000円)(78勝)

G1日本ダービーに出走馬はありませんでしたがOP特別ワン・ツーを含む2勝、G2目黒記念3着、G3葵S3着馬を出すなど獲得賞金18億円突破。リードは広げられましたがジャスティンミラノが日本ダービーを勝たなかったことで一応まだ勝負にはなるという状況。首位を追うよりも3位エピファネイアに迫られる形となったとも言えそうですが。

 

安田記念には23年G2京王杯スプリングCで重賞1勝、23年安田記念6着、前走24年G2京王杯スプリングC2着レッドモンレーヴ。

22年G3アーリントンC・G1NHKマイルカップでG1レース1勝、重賞2勝、23年安田記念13着、前走G2京王杯スプリングC4着ダノンスコーピオンの2頭が出走予定。

 

レッドモンレーヴはG2京王杯スプリングC2着から。昨年はG2京王杯スプリングCでウインマーベルを2着に下して安田記念6着。本年はG2京王杯スプリングCでウインマーベルの2着から。芝1400m出走は23・24年京王杯スプリングCのみで芝1600m3勝。昨年のG2富士Sではナミュールの0秒2差2着などG1ではもう一つですが距離自体は1600m向きでしょう、上り勝負に強いタイプで今週もスローになればマイルG1で行く馬もいるのでそれは望めそうもないですが。あとは天候で今週は雨続きの予報も出ており、後方から上り勝負をするようなタイプだけに重はマイナスかと。想定は横山和生の継続。

ダノンスコーピオンは転厩初戦となった前走G2京王杯4着。22年G1NHKマイルカップ勝ち馬に復調の兆し、叩かれて上がり目があればとなりますが今度は中2週で連続好走できるか。関西馬ですが美浦で調整されており体調さえあえば。昨年はG2京王杯11着から13着でしたがプレップの段階で昨年とも違うので。想定は戸崎圭太の継続。安田記念は11年リアルインパクト、23年ソングラインで過去2勝の連覇および3勝目が懸かる一戦。

 

鳴尾記念にはロードデルレイが登録。

OP(L)白富士S以来4ヶ月ぶり。前走は12キロ増ながら東京芝2000mを1分57秒2の時計で勝利。間隔は空きましたがその間に香港のG1に予備登録されていたり特に故障などがあった訳ではないようなので。本年は90年以来の京都実施ですが(90年鳴尾記念は京都芝2400m実施)内回り競馬も全くダメとは思えませんしキャリア6戦5勝、唯一の敗戦も芝2400mG2神戸新聞杯0秒1差4着。想定は川田将雅の継続。同じロードカナロア産駒では実績からベラジオオペラのような気もしますがこちらは阪神内回りに強く、ここで好走するようなら本年の京都芝2200m実施となる宝塚記念ではこちらという気も。

 

首位キズナとは2億6000万ほどの差で安田記念は1着1億8000万、2着7200万とキズナ産駒パラレルビジョンが入着しなければワン・ツーでそのギャップはほぼ埋まるということに。それは些か考え難くパラレルビジョンで叩ければともなりますが、鳴尾記念はキズナ産駒の登録がなくロードカナロアは上記ロードデルレイが出走予定。

 

●3位(3位)エピファネイア(17億5782万8000円)(42勝)

(14億2266万円)(41勝)

先週は1勝のみでしたがG1日本ダービーをダノンデサイルが勝利。先週は他の入着も平場戦によるものでそれがなければかなりの不振週というところでしたが3億5000万ほど加算し獲得賞金17億まで突破。

 

日本ダービーのダノンデサイルはG1皐月賞に出馬があったとはいえ馬場入場後ゲート入りの際に除外となってG3京成杯1着から勝利ということに。この時点で異例ですがレースも皐月賞同様ハナを切ると思われたメイショウタバルが馬番確定後に出走取消、これもあってか大外から出して行ったエコロヴァルツがハナの超スロー。他が行かなければダノンデサイルが行ったのかも知れませんが3枠と比較的内枠から3~4番手の通過順となっているものの、逃げ馬の直後の云わば2列目のインに上手く収まって最後も狭い最内を突けた進路取りの差もあって勝利。何度も書いているように騎乗技術自体は非常に高い騎手ですが、まともに乗らずベテランになって以前よりも御せなくなっているので今回も嵌めただけという印象は強いのですが、日本ダービーというビッグレースで最良の結果を出したことは「見事」としておきます。

皐月賞をあの状況から止めたことも英断でオークスよりタイムも遅く様々な偶然が重なったのもあるようですが、そうなった際に日本ダービーという大一番を勝ち切る能力があったこその結果。ダノンデサイルも決して順調とはいえない臨戦過程から騎手の指示に良く応えたということでしょう。

2013年の日本ダービーは2着ジャスティンミラノの父キズナが勝利して半馬身差の2着がエピファネイアだったのですが当時の勝ち時計が2分24秒3で本年の勝ち時計も2分24秒3だったそうです。当時のエピファネイアもありえないほど酷く乗られてしまったのでこれもなんとも言えませんが。

 

リーディング観点でいえば2位ロードカナロアよりも本年G1レース3勝目で、このような一発があるエピファネイアに逆転の目はある気もしますが昨年同時期は1位ロードカナロアと1億6000万ほどの差だった2位ドゥラメンテが逆転という結果で日本ダービー勝ち馬を出したにも関わらす3億6000万以上の差があることからそこまでは?

ヴィクトリアマイルのテンハッピーローズはBCが目標のようでまたG1での好走が確実視されるとも思えませんが、ダノンデサイル以外にも桜花賞1着・オークス2着ステレンボッシュも擁しているので。要は現時点の1位キズナ・2位ロードカナロア・3位エピファネイアそれぞれにストロングポイントとウィークポイントがあり2強ムードから3強ムードになりつつあるといったところでしょうか。

 

安田記念には産駒登録なし。

過去に産駒出走もなし。

 

鳴尾記念にはアリストテレスが登録。

2走前のOP(L)大阪城Sでは6着ながら0秒4差と久しぶりに好走も前走G2マイラーズCは15着。相手関係なども違ったのでしょうが現状マイルよりは中距離ということでここなのでしょう。京都は未勝利勝ちし20年G1菊花賞では勝ち馬を必死で抜かないようにして2着した舞台でも

あるので。想定は2走前に好走時の横山典弘。騎手についてあまり書くとまたアレですが、どう見てもピークは過ぎている馬なので。

安田記念の結果次第では今週また上位2頭に離されるでしょう。

 

●4位(4位)ドゥラメンテ(10億5743万7000円)(52勝)

(9億7786万1000円)(47勝)

先週は3勝クラス、2勝クラスの特別戦を含む5勝と好調で獲得賞金10億円を突破して来ましたがG1日本ダービーは出走馬も勝負にならず3位エピファネイアから勝ち馬が出て首位キズナから2着馬が出るなど更に苦しい状況へ。獲得賞金10億円突破の週間でしたが昨年同時期は17億円の獲得があったので。獲得賞金差は3位エピファネイアとほぼ7億、5位ハービンジャーとほぼ1億など本年はリーディング連覇ということでもなく現状の4位キープすら怪しいような状況。

 

G1日本ダービーの8番人気シュガークンは7着。血統背景などから注目もされていましたがほぼ人気通りのような着順でその見立てが正しかったということに。日本ダービーと同じ東京芝2400mのG2青葉賞出走馬から本年も勝ち馬は出ませんでしたが、出走取消となったダノンデサイルも含め皐月賞出走馬が優勢という結果に。今回の展開で2番手から直線に向いて先頭に立つようなレースぶりは正解だったのでしょうが、芝2400m重賞をこの時期に連続輸送で連戦したことよりも年明け2月デビューの年内5戦目で上積みもなかったのでしょう。キタサンブラックの半弟ですしここで一息入れて秋に良くなることに期待。

もう1頭のミスタージーティーは溜める競馬で一発狙ったようですが超スローで大失敗ということに。厩舎2頭出しでもう1頭のシンエンペラーは3着していますし勝負度合いとしてはそちらだったのでしょう。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●5位(5位)ハービンジャー(9億5503万8000円)(35勝)

(9億3179万8000円)(33勝)

G1制覇の翌週となった先週は重賞出走馬もなかったのですが堅実に2勝加算で5位キープ。先週はトップ10内で順位変動もなかったのでそのようなことに。

 

安田記念には22年G2チューリップ賞、23年G2富士S・G1マイルチャンピオンシップでG1レース1勝・重賞1勝、23年安田記念16着、前走24年G1ヴィクトリアマイル8着、日本馬レーティング1位ナミュールが出走予定。

 

前走G1ヴィクトリアマイルは海外遠征明け、着地検疫の関係で調整も難しく本調子になかったのかゲートで大きく出遅れ8着。直線も伸びなかったとのことですが0秒5差には来ておりテンハッピーローズやフィアスプライドの6歳馬相手にそこまでだったところから牡馬相手になってどこまで。昨年はヴィクトリアマイル7着から安田記念では不利もあって16着。結局は今回もゲート次第でしょうし馬場が渋るのはマイナスでしょう。想定は武豊の継続。勝利すれば安田記念4勝目、90年オグリキャップ、95年外国馬ハートレイク、09年ウオッカの過去3勝。

 

鳴尾記念には産駒登録なし。

 

●6位(6位)ルーラーシップ(9億3544万5000円)(40勝)

(9億427万5000円)(37勝)

先週は1勝クラスなど3勝。重賞出走馬もなく2場開催としてはマズマズでしょう。

 

安田記念には22年G2マイラーズC、23年G3京成杯オータムハンデキャップ、前走24年G2マイラーズCで重賞3勝、安田記念22年13着・23年9着、24年G2マイラーズC1着で優先出走権を獲得、日本馬レーティング2位ソウルラッシュが出走予定。

 

安田記念は22年阪神のG2マイラーズC勝利から13着、23年はG2マイラーズC0秒1差3着から9着。本年もG2マイラーズC勝利からですが近2年の安田記念はいずれも0秒6差ですが先週からCコースとなる東京芝1600mが合わなず、回りや東京というよりも幅員の関係なのか直線で横一杯に広がるレースで捌けないといった印象。そのようなことで安田記念は決め手を活かし切れず近年は4・5歳優勢ですが6歳となっても衰えた様子はなく強烈な決め手を有しつつ道悪は強いので馬場が渋れば本年こそ。想定はジョアン・モレイラ、ここで勝たないと来年以降の短期免許の発行関連にも関わって来ますが、桜花賞勝ち馬でオークスも2着したステレンボッシュにも乗らず地元で騎乗していたり、制裁点の関係などからそれほど執着していない印象も。前回に多少記した負担重量のトラブルで停止ということはなかったようですが。

 

鳴尾記念には産駒登録なし。

 

●7位(7位)ドレフォン(8億6335万2000円)(35勝)

(8億4781万4000円)(35勝)

未勝利週で獲得賞金も伸びず。今週も2場開催なので苦戦も想定されますが未勝利の翌週はキッチリ戻す傾向にあるので。

 

安田記念には21年G3札幌2歳S、22年G1皐月賞でG1レース1勝・重賞2勝、前走G1大阪杯5着ジオグリフが出走予定。

 

本年に入って復調気配ですが、もう少し長い距離のコーナー4つというコースが向く印象もありワンターンのマイル戦で。芝1600m戦出走は2歳時の21年G1朝日杯フューチュリティS5着以来。

 

・ダートランキング

1位ドレフォン 6億2838万6000円

2位ヘニーヒューズ 5億5439万4000円

3位ロードカナロア 5億3883万2000円

 

上位2頭の差はそれほど変わりませんでしたがOP欅S1着コスタノヴァ・2着エンペラーワケアでワン・ツーのロードカナロアが2位に接近。

 

●8位(8位)リオンディーズ(7億7817万6000円)(20勝)

(7億7407万6000円)(20勝)

先週も未勝利となって5月は2勝クラス特別1勝のみ。今週も2場開催で厳しいと思われますが未勝利週を止めてなんとか踏ん張ってもらいたいところ。トップ10内を窺う11位以下勢は先週好調で差を詰めており安田記念登録馬も多いことから次回11位以下という可能性も。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●9位(9位)ハーツクライ(7億7331万5000円)(28勝)

(7億7331万5000円)(28勝)

未勝利だった上に賞金加算もない週間に。トップ10内陥落の危機ともいえるような状況で想定より衰えが激しいところに本年から2歳馬の出走もなく晩年の産駒にもう一踏ん張りしてもらいたいところ。

 

安田記念には21年G3京成杯オータムハンデキャップで重賞1勝、安田記念21年11着・22年18着、前走G1大阪杯9着カテドラルが出走予定。

 

東京の実績もなくG1でとは思えない8歳馬ですが前走のG1大阪杯を含め本年の重賞3走では1秒未満の差には来ているので。前走は最低人気で今回もそのような人気でしょうが後方からやってよほど嵌まるようならば。前走は重賞およびG1のラスト騎乗となった藤岡康太だったので乗り替わり、今回は2走前に騎乗の斎藤新の想定。

 

鳴尾記念にはスカーフェイスが登録。

こちらも前走はG1天皇賞(春)に最低人気で出走し11着。距離は今回の方が良いでしょうから溜めて弾けるようならば。昨年の鳴尾記念は8着でしたが阪神で強く本来の阪神実施向きとも。

京都では今回と同じ芝2000m戦を19年4月の3歳未勝利戦で勝利。想定は松若風馬。

 

●10位(10位)モーリス(7億6246万1000円)(34勝)

(7億4451万円)(33勝)

先週は未勝利1勝。OP特別入着馬なども出て順位10位は変わらず。

 

G1日本ダービーの5番人気ダノンエアズロックは14着。TRのOP(L)プリンシパルSからも勝ち馬は出ませんでしたが、そこを使ったことや距離延長などよりも中2週とこれだけ詰めて使われたのは初めてだった影響で装鞍の段階からなのかレース前からかなりイレ込んでいたようで馬場入りしても一向に収まらない様子。その段階で激しく消耗してしまいレースで全く力を出し切れず。立て直され中距離でといったところでしょう。22年セレクトセール4億9500万円取引馬で同セール1億4850万円取引、同一馬主のダノンデサイルが本年は勝利。

 

今週の重賞に産駒登録なし

安田記念は競走馬時代に2度出走し15年1着、16年2着。

 

・11位以下

11位ディープインパクト

ドーブネ、フィアスプライド

12位ダイワメジャー

セリフォス

13位キングカメハメハ

エアロロノア

14位ジャスタウェイ

コレペティトール

15位キタサンブラック

ガイアフォース

 

この中では22年4着・23年2着セリフォスが有力となりそうですが安田記念のみで考慮すれば12位以下は次回トップ10入りのために1着が必須として良い状況。ディープインパクトは10位モーリスと1300万円ほどの差で安田記念4着1頭で逆転も。

 

他では外国馬のヴォイッジバブルとロマンチックウォリアー。

実績からはロマンチックウォリアーでしょうが中距離指向で宝塚記念にも予備登録しているのでそちらが本線でしょうか。これまで中央馬も善戦していますし東京で左回りのマイルならば逆転も。時計勝負なら中央馬と見ますがかなり馬場が渋るケースも想定され500キロを有に超える大型馬の2頭が対応できるのか。

 

 

鳴尾記念にはディープインパクトがエスコーラ、ディープモンスター、ヤマニンサンパ、ヨーホーレイクの4頭登録。

キングカメハメハはホウオウアマゾン、ボッケリーニの2頭登録。ボッケリーニは勝利すれば3連覇のセカイオーを含めレース史上4頭目の連覇。所属の池江厩舎は15~18年に4連覇、22年ヴェルトライゼンデ・23年ボッケリーニで連覇中の同一重賞2度目の3連覇および7勝目も懸かる得意レース。

キタサンブラックはニホンピロキーフが登録。

 

・3歳戦

先週はダノンデサイルに尽きますが2着ジャスティンミラノ、3着シンエンペラーまで注目でしょう。シンエンペラーはG1愛チャンピオンSから仏G1凱旋門賞の予定だそうですが。

もう1頭日本ダービーから挙げれば牝馬レガレイラで今回は直線で捌くのに手間取り展開も全く合わず最速上り計時も5着まで。さすがにクラシック三冠皆勤で菊花賞には行かないでしょうし秋華賞路線か中距離戦に出走すれば。

 

G3葵Sは外枠から出して行った馬の先行決着。連対2頭よりは渋って強い3着ナナオが高速にも対応。位置を取れなかったものの5着まで押し上げたG2フィリーズレビュー勝ち馬エトヴプレい注目。

 

OP(L)白百合Sは格上挑戦のミナデオロが未勝利勝ちから連勝。レイデオロ産駒はG1日本ダービーでも早めに捲って出た15番人気サンライズアースが4着と好走。初年度産駒はここまで期待外れとせざるを得ませんが日本ダービー週に意地を見せたとなるでしょうか。

 

OP(L)鳳雛Sは雲取賞勝ち馬ブルーサンを2番手でマークしたカシマエスパーダが楽に捉え4馬身差の楽勝。

 

平場戦では1勝クラスでスティールブルーが勝利。牝馬クラシックに出走してほしかったのですが仕切り直しの一戦となった自己条件で2馬身半差の勝利。距離はもっとあった方が良いと思いますが芝1400mの勝ちぶりも良かったことからこの路線でも。

 

未勝利勝ち馬では初出走の外国産馬アンパドゥ。この時期の未勝利戦なのでレベルは怪しいので数が逃げ馬が2着、2番手を進んだ馬が3着に残るレースを直線で外に持ち出されると一気に伸びて最速上り33秒6を計時して2馬身差の勝利。父イフラージの外国産馬でルメール騎手はこのレースで騎乗機会11連続連対の記録達成。

 

・母の父部門

(前回)

1位ディープインパクト 18億9095万6000円

2位キングカメハメハ  16億9812万円

3位マンハッタンカフェ 11億6996万1000円

4位クロフネ      8億1422万円

5位シンボリクリスエス 7億6337万8000円

 

(今回)

1位ディープインパクト 20億3167万円

2位キングカメハメハ  17億4913万3000円

3位マンハッタンカフェ 12億4219万3000円

4位クロフネ      8億4965万4000円

5位シンボリクリスエス 7億8555万4000円

 

首位ディープインパクトはG2目黒記念シュトルーヴェ、G3葵Sピューロマジックなど3勝。G3葵Sは2着ペアポルックスで産駒ワン・ツー。前回の18億円台から獲得賞金20億円まで突破。

2位キングカメハメハは2勝クラス特別など2勝。獲得賞金17億円突破。

3位マンハッタンカフェは未勝利1勝。G1日本ダービー サンライズアース4着、G2目黒記念3着クロミナンスなどの入着で獲得賞金12億円突破。

4位クロフネは未勝利3勝。

5位シンボリクリスエスは障害未勝利1勝。イクスプロージョンで勝利も注意義務を怠ったとして小牧加矢太は2日間の騎乗停止に。

 

・日本ダービー

父エピファネイアのダノンデサイルが勝利、母の父コングラツは16位。

母の父コングラツはG3京成杯ダノンデサイル以来の本年重賞2勝、通算3勝。

日本ダービーは初制覇

年間重賞2勝以上は初めて。

中央G1レース2度目の出走で初制覇。

過去中央G1レース成績は21年阪神ジュベナイルフィリーズ スタティスティクス8着。

 

・目黒記念

父キングカメハメハのシュトルーヴェが勝利、母の父ディープインパクトは1位。

母の父ディープインパクトはG3葵Sピューロマジックから土日重賞制覇の本年6勝、通算43勝。

目黒記念は23年ヒートオンビートから2年連続勝利の2勝目

目黒記念は12年スマートロビンで産駒勝利しており父・母の父で同一重賞制覇を達成済。

週間複数重賞制覇は初めて。

 

・葵S

父アジアエクスプレスのピューロマジックが勝利、母の父ディープインパクトは1位。

母の父ディープインパクトはG2阪神牝馬Sマスクトディーヴァ以来の本年重賞5勝、通算42勝。

葵Sは初制覇。

2着ペアポルックスで母の父として重賞ワン・ツーは23年G2ローズS1着マスクトディーヴァ・2着ブレイディヴェーグ以来。