週中競馬記事(2024年5月14日)~リーディングサイアー展望・回顧~ | ブログ

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先週に引き続き京都・東京・新潟の3場開催

3回京都9・10日、2回東京9・10日、1回新潟最終週の実施重賞はG1オークス、G3平安S

 

●1位(1位)キズナ(18億2295万5000円)(73勝)

(17億6472万1000円)(69勝)

先週は3勝クラス特別勝利など4勝で獲得賞金18億円突破。重賞入着馬は出ずロードカナロアに多少差を詰められましたがこの程度なら特に問題はないでしょう。

 

オークスには前走G1桜花賞3着で優先出走権を獲得したライトバック。

G3クイーンCで重賞1勝、前走G1桜花賞8着クイーンズウォーク。

前走OP(L)忘れな草賞1着タガノエルピーダの3頭が出走予定。

 

ライトバックはOP(L)エルフィンS勝ち馬でG1桜花賞3着から。前走は最後方から直線で追い込み0秒1差という強い競馬も気性面の関係からなのか極端な戦法を取らざるを得ないようでここがポイントでしょう。多くの馬に共通しますが初の2400mでスタンド前発走になる辺りを克服できるか相手も強いのですが自分との戦いといえるタイプかも知れません。想定は坂井瑠星の継続。

クイーンズウォークはG1桜花賞8着から。G3クイーンCで勝利した東京に戻ってコースは向くような節もありますが桜花賞が0秒6差とはいえ特に見どころもない敗戦で上位馬との差を詰められるのか。桜花賞で先着を許した組からマイル以下のカテゴリーに進んだ馬もいるので前走8着といっても桜花賞に出走したオークス登録馬では4番目の着順となっておりその程度の評価といった見立てで。桜花賞時も話題となりそれほど影響はないと考えますが過去10年勝ち馬で最高馬体重はソウルスターリング474キロ、連対馬まで広げると18年リリーノーブル496キロ、クイーンズウォークは前走514キロなのでこのデータ上では苦戦ということに。ソウルスターリング後の18年アーモンドアイ以降は馬体重460キロ台が6年中5勝(該当期間19年ラヴズオンリーユーのみ456キロ)。

想定はデビュー戦から全て騎乗の川田将雅。勝利すれば12年ジェンティルドンナ、23年リバティアイランドから連覇達成の3勝目で過去に騎乗したオークス勝ち馬はいずれも牝馬三冠を達成のいわば歴史的名牝。クイーンズウォークは桜花賞を落としている時点でこの傾向には合致せず。

タガノエルピーダはOP(L)忘れな草賞勝利から。新馬戦勝利後のG1阪神ジュベナイルフィリーズを非当選馬となってG1朝日杯フューチュリティステークスに回って3着。年明けのG2チューリップ賞4着と重賞上位入着も収得賞金加算および優先出走権獲得ならず登録のあった桜花賞は非抽選馬となって同日のOP(L)忘れな草賞に回ると、相手が軽かったこともあり早めに動き捻じ伏せる競馬で2馬身半差の快勝。結果的にオークスは収得賞金400万でも出走可能でしたがマイル超の距離にもある程度の目処は立ったので。G1朝日杯フューチュリティステークスよりもG1阪神ジュベナイルフィリーズの方が勝ち時計は早くレベルなども疑問視されていましたが勝ち馬ジャンタルマンタルがG1皐月賞3着からG1NHKマイルカップを勝利、4着ジューンテイクもG2京都新聞杯を勝利など再評価される向きも。内回り競馬でしか勝利がないところに初の左回りで関東遠征などは気になりますが番組編成上オークスではここらに目を瞑っても。前走騎乗の川田将雅はクイーンズウォークでミルコ・デムーロの想定、ミルコ・デムーロ勝利の場合は19年ラヴズオンリーユー、21年ユーバーレーベン以来3勝目でオークス勝利時はいずれも桜花賞不出走馬による勝利。忘れな草賞1着馬勝利の場合もミルコ・デムーロ騎乗の19年ラヴズオンリーユー以来。

 

平安Sにはハギノアレグリアス、ハピが登録。

ハギノアレグリアスはG3アンタレスS3着から。中央・地方重賞で勝利があり場は問わないような昨年の平安S2着馬。とにかく安定しているタイプでOPクラス昇級後の着外は1年8ヶ月ぶりの長期休養明けで唯一のマイル戦出走でもあった22年OPアハルテケS4着と昨年の帝王賞4着、G1チャンピオンズカップ6着のみなのでG2・G3級重賞で脚元さえ問題なければ崩れることは考え難い存在。想定は岩田望来の継続。

ハピはG1天皇賞(春)競走中止から。前走は跛行ということで登録があることから問題ないのでしょうしダートに戻って改めて。こちらもダートの成績は安定していますがOP特別でも勝ち切れないようなタイプで臨戦過程からも入着級といった評価にとどまるでしょうか。想定は前走で競走中止した天皇賞(春)を勝利した菱田裕二。

 

G1オークス、G3平安Sともに有力馬が登録されリーディングを争う2位ロードカナロア産駒の登録がないことからも今週は突き放すチャンスでしょう。結果次第では今週で獲得賞金20億円突破も狙えそうですが昨年のオークス1着は1億5000万+付加賞2742万6000円の1億7742万6000円なので本年も付加賞が同程度あればそれだけでクリア。

 

●2位(2位)ロードカナロア(16億9271万6000円)(74勝)

(16億2582万2000円)(72勝)

先週は1勝クラスなど2勝で獲得賞金16億円台も変わりませんでしたがG2京王杯スプリングCでレッドモンレーヴ2着など2頭入着で週間の獲得賞金ではキズナを上回ることに。といっても僅かに差を詰めた程度で依然として1億3000万以上のリードを許しておりキズナ側からの視点ではロードカナロアにG2重賞勝ち馬が出ず助かったような週間とも。

 

G2京王杯スプリングCのレッドモンレーヴはゴール前で差し返されたような惜しい2着で勝ったウインマーベルとは昨年から着順を入れ替え2年連続ともに連対。1400mのスペシャリストが実力を発揮したようなレースで安田記念でも上位とは思えませんし、際どく負ける辺りがロードカナロアも持っていないというような事に。4着ダノンスコーピオンは福永厩舎の転厩初戦で変わり身を見せましたが昨年は1番人気0秒5差11着、本年は6番人気0秒5差4着と着差はそれほど変わってないとも言えるでしょうか。

 

G1ヴィクトリアマイルでは3番人気ウンブライルが6着。単勝2倍台の上位人気2頭から離れた3番人気でしたが6着と入着賞金を獲れず。昨年のNHKマイルカップや前走のように馬群の外から末脚を伸ばした方が良いとも思うのですが、もう一つ伸びなかったと。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

こう書いてはなんですがキズナ産駒が伸びないのを待つような週間でしょう。土曜東京メインOPメイSに1頭、日曜新潟メインOP韋駄天Sに2頭産駒登録あり。

 

●3位(3位)エピファネイア(12億9215万2000円)(37勝)

(11億841万3000円)(33勝)

先週はG1ヴィクトリアマイルなど4勝で獲得賞金11億800万円台から12億円を突破し13億円に迫る形の好調週。3勝クラス特別勝ち馬なども出ましたが、なんといっても14番人気、単勝208.6倍で勝利したテンハッピーローズに尽きるでしょう。エピファネイア産駒なので記事内にも登場することは多く2歳時の成績などからかつては評価もしていたのですが1600mで勝利がなく今回は6歳以上馬を軽視してしまったので。高齢馬を軽視したところ6歳ワン・ツーで15年1着ストレイトガール・2着ケイアイエレガント以来の6歳馬ワン・ツー決着。15年は3着が18番人気ミナレットで3連単2000万超え、今回は3着1番人気でしたがWIN5は的中1票で4億超えの配当。

 

勝因としては良くわからず左回りは走る馬で上位人気馬がゴチャ付く場面もあり外目をスムーズに回せたことでしょう。22年1着ソダシ・2着ファインルージュ、23年1着ソングライン・2着ソダシ、24年1着テンハッピーローズ・2着フィアスプライドと3年連続18年産の2頭が連対を果たしているので単純にこの世代が強いとも、本年18年産6歳は出走2頭でワン・ツー。

 

オークスには前走G1桜花賞でG1レースおよび重賞1勝、前走G1桜花賞1着で優先出走権を獲得したステレンボッシュが出走予定。

 

桜花賞馬の上に距離が伸びて良さそうなタイプなので今週がエピファネイア産駒の出番だと思いましたが勝利して2週連続G1制覇となれば。2歳新馬戦は札幌芝1800mで勝利のHighclere一族、G1桜花賞の内容などからオークスの方がむしろ向く気もするので。2着だったアスコリピチェーノも直線で大きな不利があったNHKマイルカップで2着というのも買い材料に。上記の馬体重関連も前走はG1阪神ジュベナイルフィリーズ2着以来3ヶ月ぶりの6キロ減で462キロということで減らなければドンピシャでしょう、今回は関東のレースで大幅な増減がなければ。不安点としては1走ごとに1・2着を繰り返していて今回は2着の番ですが連対率は100%。最大の懸念となりそうなのはモレイラ騎手からの乗り替わりで他の誰が乗ってもマイナス要素としかならなそうですが、12年ジェンティルドンナ、22年スターズオンアースの桜花賞馬は乗り替わりで牝馬クラシック2冠を達成という例もありますので、どちらも3番人気のオークス勝利でステレンボッシュは1番人気と思われますが。想定は戸崎圭太で勝利すれば本年はオークス・日本ダービー制覇の可能性も。

 

今週の重賞登録馬はステレンボッシュのみ。

 

●4位(4位)ドゥラメンテ(9億3145万9000円)(45勝)

(8億8309万6000円)(43勝)

先週は1勝クラス2勝。リステッドレース3着馬なども出て獲得賞金9億円突破。

G1ヴィクトリアマイルのサウンドビバーチェは昨年の5着から10着。G2阪神牝馬ステークスを勝利して出走した昨年の状態にはなかったようで本年は同枠から発走した同厩のテンハッピーローズが勝利。

 

オークスには前走G3フラワーCで重賞1勝ミアネーロ。

前走G2フローラS9着サンセットビューの2頭が出走予定。

 

ミアネーロはG3フラワーC1着から。桜花賞を見送ってオークス出走ですが全3走が中山なので回りや距離延長など走ってみないことには。母ミスエーニョなので1800mをこなしたこと自体が立派でさらに3ハロン延長が良いとはとても思えませんがこの時期の世代限定戦なので。想定は騎乗時2戦2勝、ヴィクトリアマイルをテンハッピーローズで勝利の津村明秀。騎手の勢いではこの陣営でしょう。フラワーC勝ち馬によるオークス勝利の場合は05年シーザリオ、22年スターズオンアース以来3頭目、フラワーCから直行で勝利の場合は史上初。

サンセットビューは2戦目の2歳未勝利勝ち。3歳1勝クラスでは逸走して競走中止、G3クイーンC6着、G2フローラS9着から。本年は登録18頭で収得賞金400万組も出走は可能。重賞でもそれなりに駆けていますが完敗を喫したような当時の勝ち馬も出走し、先週のようなケースもあるので断言もできませんが常識的にはないでしょう。想定は近2走の重賞出走から継続の三浦皇成。

 

今週の重賞登録馬はオークスの2頭。

22年スタニングローズ、23年リバティアイランドで連覇中、昨年は15番人気ドゥーラも3着。

産駒3連覇も懸かりますが過去2年の勝利は桜花賞、オークスの2冠馬、リバティアイランドに関しては阪神ジュベナイルフィリーズも勝利しておりオークスがG1レース3勝目。

 

昨年はオークス実施週に14億1907万円(43勝)⇒16億8888万4000円(46勝)という推移で順位2位に浮上しており本年は10億円に届いていない状況、それらの数値から見てもリーディングを獲得した昨年のようには行かないでしょう、

 

●5位(5位)ルーラーシップ(8億8857万5000円)(35勝)

(7億8805万2000円)(33勝)

先週は2勝クラス特別など2勝。G1ヴィクトリアマイルのマスクトディーヴァ3着などもあって前回からほぼ1億円加算の獲得賞金8億円突破。

 

週間成績としては悪いどころか良いのですが、1番人気マスクトディーヴァのレースぶりも含め残念な結果に。スムーズなら勝っていたとも思うのですがG1NHKマイルカップのディスペラツァからプレップ勝利で挑んだ出走馬がG1で結果的には連敗。11番人気ドゥアイズ4着分も獲得賞金には効果的でしたが、この馬とマスクトディーヴァが直線でファイトしてしまったような場面も。G2マイラーズCを勝利したソウルラッシュも東京マイルというか安田記念実施のCコースは時季的な馬場状態も含め良くないのでモレイラ騎手の来年以降短期免許取得ともども厳しくなってしまった状況。ルーラーシップに関しては現在5位で上々の成績といえますが。

 

オークスには前走G3フラワーC2着ホーエリートが出走予定。

1勝馬で8番人気の前走G3フラワーC2着から出走。ここまでは1800mと2000mの出走しかないので桜花賞よりはオークス向きということでしょう、相手関係で厳しいと思われますが。想定は原優介の継続になっているので先週は休業中でしたが問題なければ騎乗ということでしょう。

 

今週の重賞登録馬はホーエリートのみ。

オークスで上位人気が予想される桜花賞馬ステレンボッシュの母の父はルーラーシップ。

 

●6位(6位)ドレフォン(7億9008万円)(32勝)

(7億6426万4000円)(32勝)

リステッドレース2着馬は出ましたが未勝利週。OP(L)栗東Sのサンライズフレイムはとりこぼした感もありますが同じサンライズのサンライズアムール逃げ切りで展開なども含め仕方ないかと。未勝利週が続かないのも本年ドレフォンの傾向なので今週に期待を。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

ダート重賞G3平安Sにも産駒登録なし。

 

・ダートランキング

1位ドレフォン 5億5871万4000円

2位ヘニーヒューズ 5億3246万4000円

 

前回から僅かにリードを広げドレフォンが首位キープ。

 

●7位(7位)リオンディーズ(7億6942万5000円)(20勝)

(7億3350万6000円)(19勝)

先週は2勝クラス特別勝ち馬が出て7位をキープ。天皇賞(春)テーオーロイヤルの賞金が大きく即トップ10内から落ちるとも思いませんでしたがG1NHKマイルカップでも3着馬を出すなどしぶとい推移。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●8位(8位)ハーツクライ(7億2513万円)(26勝)

(6億9173万1000円)(25勝)

先週は3勝クラス特別1勝の獲得賞金7億円突破。

G1ヴィクトリアマイル出走のハーパーはゲートで隣のマスクトディーヴァがガタガタしていたようで、その影響なのかゲートに突進してレースにならかったとのこと。マイル重賞勝ち馬ですが現状はマイルも忙しかったのでしょう。

 

オークスには前走G3クイーンC9着サフィラが出走予定。

G2アルテミスS2着からG1阪神ジュベナイルフィリーズ4着とこの辺りまでは良かったのですが前走G3クイーンC9着と崩れ3ヶ月ぶり。4月以降に出走がないと来ないようなレースで前走の着順自体も悪く輸送して10キロ減ってしまったのも、そのようなこともあっての間隔を取られたローテでしょうけど。母サロミナの良血馬でハーツクライ最終世代から唯一の出走と期待もあるのですが。想定はこれまで全て騎乗し先週は重賞勝利の松山弘平。

 

平安Sにはヴィクティファルスが登録。

3走前のダート初出走OP太秦Sでいきなり1着となって21年G2スプリングS以来の勝利。2走前のG2東海Sでも3着に好走も前走G3アンタレスSは14着。コメントでは手前を替えなかったとのことですが京都ダートの好走から阪神だったので距離自体は問題ないでしょうし1900m戦でも京都に戻れば。想定は池添謙一の継続。

 

●9位(9位)モーリス(7億1787万5000円)(32勝)

(6億7379万1000円)(31勝)

先週はOP(L)栗東S1勝。OP(L)都大路Sでも2着馬などが出て獲得賞金7億円突破。

 

オークスには前走3歳未勝利1着ヴィントシュティレが出走予定。

前走3歳4月中山芝2000mの未勝利を5戦目で勝利とさすがにこれでは難しいでしょう。母は11年オークスで8番人気2着ピュアブリーゼですがその程度では。登録の全馬が出走可能ですが想定騎手は入ってなく前日の1勝クラスカーネーションCにも登録。

 

平安Sにはカフジオクタゴン、ゼットリアンが登録。

カフジオクタゴンはOP平城京S8着から。22年G3レパードS勝ち馬ですがその後は未勝利で大きくは崩れないものの勝ち切れないレースが続き昨年の平安Sは7着。想定は藤岡佑介の継続。

ゼットリアンはOP平城京S6着から。3歳時の昨年にOP(L)ヒヤシンスS、鳳雛Sで2着もOPクラスでは未勝利の重賞初挑戦。

 

●10位(10位)ハービンジャー(6億8439万6000円)(27勝)

(6億4477万1000円)(24勝)

先週は3勝クラス特別など3勝。G1ヴィクトリアマイルの2番人気ナミュールはゲートも悪く追われてからも伸びなかったとのこと。海外G1レースから着地検疫を経ての10日競馬だったようでその影響が出てしまったとしか。

ナミュールの着外は痛手でしたが4000万近くの週間獲得賞金がありヴィクトリアマイル2着フィアレスプライドを出したディープインパクトを僅か20万円ほど上回って今回も10位をキープ。

 

 

オークスにはG3アルテミスSで重賞1勝、前走G1桜花賞13着チェルヴィニアが出走予定。

前走はG3アルテミスS以来の年明け初戦5ヶ月ぶりとこれも良くなかったはずですがあまりにも負けすぎでここからの巻き返しは?母チェッキーノは16年オークス2着馬。想定はクリストフ・ルメール。前走はバウルジャン・ムルザバエフになったのも結果としては良くなく、復帰後もう一つといった騎乗ぶりのクリストフ・ルメールですが先週は勝利もあってG1レースで2週連続2着には来ているので、単純に乗り慣れた騎手に戻る事自体もプラスでしょう。

 

今週の重賞登録馬はチェルヴィニアのみ。

 

・11位以下

オークス登録馬からトップ10内に関わって来そうなところを挙げると

 

15位キタサンブラック エセルフリーダ。

1勝クラスミモザ勝利からのローテでTRを使わずにオークス出走予定。2勝は芝2000mと距離には対応も出来そうなので、この選択が良い方に出れば。想定は武藤雅。

 

17位ゴールドシップ コガネノソラ

前走OP(L)スイートピーS1着で優先出走権を獲得。こちらは登録のあったG2フローラSをスキップしてスイートピーSで優先出走権を獲得。TRに出走せずオークスを迎えたかったようで結果的に1走多くなってしまった気もしますが最速上りを計時しての勝ち時計1分45秒6は馬場もあるでしょうがレース史上最速、あとは馬体の回復を願って良い状態でさえ出走ならば勝負になると見ます。想定は石川裕紀人の継続。

 

キタサンブラック、ゴールドシップともに5億円台の獲得賞金で次回トップ10入りにはG1オークス1着が必須と思われます。

 

24位スワーヴリチャード アドマイヤベル、スウィープフィート

スウィープフィートはG2チューリップ賞勝ち馬でG1桜花賞4着から、アドマイヤベルはG2フローラS1着から、初年度産駒2頭がともに優先出走権を獲得して出走予定。

産駒デビュー2年目のトップ10入りは絶望的な状況ですが、ここでワン・ツーを決めれば2億5000万ほど獲得となって獲得賞金は6億円近くまで加算。実際にワン・ツーは厳しいとしても来週の日本ダービーにも登録馬はあるので可能性を繋ぐという意味で好走を期待。

 

・3歳戦

3歳戦はOPクラスのレースがない週間でしたが上記スワーヴリチャード産駒から2頭勝ち馬が出て中でも1勝クラスあずさ賞勝利のサブマリーナを注目馬とします。

 

京都は相変わらずの高速馬場で数値はその影響でしょうが芝2000mを1分58秒0で勝ち上がり2着とは半馬身差でしたが最速上り33秒0を計時し余裕を感じさせる差し切り。3代母が北米のG1レースを5勝していますが、それよりは父スワーヴリチャードと同じく庄野厩舎所属馬でオーナーも同一といった辺りに魅力も。

 

・母の父部門

(前回)

1位ディープインパクト 16億1658万4000円

2位キングカメハメハ  13億637万8000円

3位マンハッタンカフェ 10億9157万1000円

4位クロフネ      7億7082万4000円

5位シンボリクリスエス 7億2606万円

 

(今回)

1位ディープインパクト 17億8521万万9000円

2位キングカメハメハ  14億1811万6000円

3位マンハッタンカフェ 11億1871万1000円

4位クロフネ      7億8918万円

5位シンボリクリスエス 7億4377万3000円

 

首位ディープインパクトは3勝クラスなど6勝。G1ヴィクトリアマイルではマスクトディーヴァ3着、ドゥアイズ4着、G2京王杯スプリングCではレッドモンレーヴ2着、リュミエールノワル5着なども出て前回から1億6000万ほど加算の獲得賞金17億円突破。日曜新潟の障害未勝利では19年G3京成杯勝ち馬ラストドラフトがおよそ5年4ヶ月ぶりの勝利も。

2位キングカメハメハは3勝クラス特別など8勝、前回から1億1100万ほど加算し獲得賞金14億円突破。

3位マンハッタンカフェは1勝クラスなど2勝。獲得賞金11億円突破。

4位クロフネは1勝クラス1勝。

5位シンボリクリスエスは1勝クラス1勝。

 

・ヴィクトリアマイル

父エピファネイアのテンハッピーローズが勝利、母の父タニノギムレットは27位。

母の父タニノギムレットは本年重賞初制覇で22年から2年連続重賞制覇、通算11勝。

重賞制覇は23年G3京都牝馬Sララクリスティーヌ以来。

ヴィクトリアマイルは初制覇。

単勝14番人気は過去最低人気、単勝208.6倍は過去最高配当の重賞勝利。

G1レース18度目の出走で初制覇、過去G1レース最高着順は19年天皇賞(春)パフォーマプロミス3着。

ヴィクトリアマイル同日のメモリアルレースでは産駒名が冠されたウオッカCが実施

ウオッカは09年ヴィクトリアマイル勝ち馬で父・母の父として同一G1レースを勝利。

 

・京王杯スプリングC

父アイルハヴアナザーのウインマーベルが勝利、母の父フジキセキは9位。

母の父フジキセキはG3阪急杯ウインマーベル以来の本年重賞2勝、通算19勝。

京王杯スプリングCは初制覇。

産駒サダムパテックは12年京王杯スプリングC勝ち馬で父・母の父として同一重賞勝利。

 

・京都ハイジャンプ

父ジョーカプチーノのサンデイビスが勝利、母の父アドマイヤムーンは25位。

母の父アドマイヤムーンは本年重賞初制覇で22年から3年連続重賞制覇、通算3勝。

重賞制覇は23年G2アメリカジョッキークラブCノースブリッジ以来。

障害重賞初制覇。重賞勝ち馬はノースブリッジとサンデイビスの2頭。

産駒マーニは21年京都ハイジャンプ(中京実施)を勝利しており父・母の父として同一重賞勝利。