週中競馬記事(2024年2月6日)~リーディングサイアー展望・回顧~ | ブログ

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今週も京都・東京・小倉の3場開催、小倉は今週から2回小倉開催。

G2京都記念、G3共同通信杯、G3クイーンCの3重賞実施週。

 

●1位(1位)ロードカナロア(3億8459万円)(21勝)

(2億8728万4000円)(14勝)

先週は3勝クラス特別など7勝で獲得賞金3億円突破の首位キープ。通算勝利回数1000突破というのは大きなトピックですがロードカナロアに関しては通過点で記録はまだまだ伸びるでしょう。重賞入着馬なしもこれだけの勝利回数なので獲得賞金も多かったのですが、上位3種牡馬いずれも好調で前回からそれほど差は変わらなかったとも。

 

京都記念にはベラジオオペラが登録。

G1日本ダービー同タイム4着以来6ヶ月ぶりの前走G3チャレンジCは20キロ増の出走、2着馬と同タイムながら際どく勝利。前走の馬体重増は減って出て来るようでは良くなかったのでしょうが、成長分というよりも使って減っていたものが戻ったような新馬戦からは8キロ増。問題は日本ダービー4着といってもスローの近年ではかなりレベルの低いレースで前走から1ハロン距離延長、初出走の京都などがポイント。この距離を克服するというよりは間隔などを考えるとG1大阪杯のプレップとして使うとも考えられるでしょうか。想定は横山和生の継続。

 

共同通信杯にはベラジオボンドが登録。

京都記念に登録のベラジオオペラと同一オーナー、同じく上村厩舎所属馬。昨年最終日の阪神芝1800mの2歳新馬戦に出走し当時はまだ仕上げていなかったような状態に映りましたが2着に3馬身差の勝利。当時3・5着馬も既に勝ち上がるなど一定レベルにあったレースで楽勝という評価も。1度使われて上がるでしょうし初の左回りや輸送をこなせば、こちらも日本ダービーを見据えての出走かも知れませんし相手は一気に強くなりますがそれでも勝ち切ってしまっても。想定は岩田望来の継続。

 

クイーンCには産駒登録なし。

 

●2位(2位)キズナ(3億5528万1000)(17勝)

(2億6877万2000円)(14勝)

先週はOP(L)エルフィンS、3勝クラス特別など3勝で獲得賞金3億円突破。キズナも重賞入着馬なしで週間8600万ほどの加算も上位3種牡馬では先週最も少ない賞金加算。それでもこれだけ獲って現在2位なので全く問題ないでしょう。

 

OP(L)エルフィンS勝利のライトバックは直線で不利も受けましたが脚があれば抜けて来られるという程度の不利で実際に勝利。すべて収得賞金400万の3歳牝馬1勝クラス特別を勝つような力はあるということで下げることもしませんが過剰に評価することもないでしょう。

 

OPアルデバランSのハピは2着。勝ち馬オーサムリザルトはデビューから無傷の5連勝でOP特別を勝利と相手も悪かったのですが、負担重量54キロの相手に対し58キロで3/4馬身差。3着は3馬身離しており、また勝ち切れませんでしたが良く走っているでしょう。

 

京都記念には産駒登録なし。

 

共同通信杯にはジャスティンミラノ、フォスターボンドが登録。

ジャスティンミラノは2歳11月東京芝2000mの新馬戦勝利以来3ヶ月ぶりの出走。友道厩舎所属の関西馬ですが既に東京経験済。新馬戦は2番手から抜け出し33秒4の上りで2・3着馬を抑え込んだような内容。この新馬戦の評価はかなり高いようで当時2着へデントールも次走の3歳未勝利で強い勝ち方をして4着馬も既に勝ち上がり。正直ジャスティンミラノにそれほど魅力は感じないのですがへデントールから計ればかなり強いということに。新馬戦はトム・マーカンドの騎乗だったので乗り替わりとなって戸崎圭太の想定。

フォスターボンドは2歳10月東京芝2000mの新馬戦2着から2戦目の東京芝2000m未勝利戦で勝ち上がり。後方から33秒台の上りを計時というのが過去2走のパターン。G3競走ですがG1に近い方のG2レベルはあるような登録状況なので、終い一辺倒のようなものがここでも通じるか。想定は横山武史の継続、21年エフフォーリアで共同通信杯を勝利。

 

クイーンCにはクイーンズウォークが登録。

2歳11月阪神1800mの新馬戦2着から、2戦目の京都芝1800m未勝利戦を勝利してそれ以来の一戦。こちらも2走とも上り33秒台でメンバー中最速といったレースぶりで現行の東京でそれが向くかでしょう。開催後半になって外からの差しも決まるようになってくるとは思いますが、先週のG3東京新聞杯を見る限りではイン有利の傾向。ノーザンファーム生産グレナディアガーズの半妹、中内田厩舎所属の想定は川田将雅で人気になるとは思われます。川田将雅はハーパーで昨年のクイーンCを勝利。

 

●3位(3位)エピファネイア(3億4333万3000円)(13勝)

(2億5187万8000円)(9勝)

先週はG3きさらぎ賞など4勝で獲得賞金3億円突破。順位は前回と変わらず3位、レース実施順の関係もありますが時系列的にはロードカナロア、キズナに離されそうなところを重賞勝利で一気に戻したといったような週間。本年重賞は早くも4勝で昨年の重賞勝利数を早くも上回り年間重賞4勝はエフフォーリアの活躍もあった21年7勝に次ぎ2番目に多い数値。G3フェアリーSイフェイオン、G3京成杯ダノンデサイルに続き3頭目の世代重賞勝ち馬で世代3頭の重賞勝ち馬は過去最多タイ。これが古馬になって更に伸びるとも言えないのがエピファネイアですが3歳2月時点でこのペースは非常に良いでしょう。

 

G3きさらぎ賞勝利のビザンチンドリームは相変わらずの粗いレースで後方から大外ぶん回しで差せないような展開を4着まで同タイムのゴール前は大接戦ながら捻じ伏せてしまったようなレースぶり。ピーヒュレク騎手を不安視もしましたがあのような騎乗は合っていて、このランクの騎乗馬ならば勝てるのでしょう。あのレースぶりでクラシックを戦えるのか不安は払拭できませんでしたが、勝ち切って収得賞金も大きく加算したので皐月賞に直行というローテも採れるでしょうし日本ダービーまでの出走も可能となったでしょう。

 

G3東京新聞杯の2番人気ジャスティンカフェは12着。展開や馬場などもあったでしょうし古馬のエピファネイアといえばそれまでですが、5歳の昨年は差のない4着のレースだっただけに不可解な敗戦とも。

 

今週の重賞登録馬はクイーンCのアルセナール。

2歳11月東京芝1600m新馬戦を勝利と該当コースで勝利済もキャリア1戦で1000m通過61秒4のスローで勝ち時計も平凡。ノーザンファーム生産の木村厩舎-クリストフ・ルメールという陣営ののナミュール、ラヴェルの半妹となる母サンブルエミューズ、おばマルシュロレーヌといった血統背景からも軽視はできませんが、クリストフ・ルメールは先週も東京新聞杯で木村厩舎のウンブライルでもやったように本年も勝ちまくっていますが重賞ではもう一つといった面も。ということで想定はクリストフ・ルメールの継続。

 

●4位(4位)ハーツクライ(2億5435万5000円)(8勝)

(2億3510万7000円)(7勝)

先週は未勝利1勝。上位3種牡馬は互いに獲得賞金が多く状況は変わりませんでしたが、そのような週間に不振では離されてしまうというのが今回のハーツに表れているでしょう。

先週の未勝利1勝で通算勝利回数はフジキセキと並んで歴代6位タイ。

 

京都記念にはジェットモーション、マテンロウレオが登録。

ジェットモーションは前走G2ステイヤーズS最下位16着。これは距離もあったのでしょうが8歳騙馬で上積みがあるかも懐疑的。外差し馬場は合うので外枠でも引いて余程嵌るようならば。想定は田口貫太。

マテンロウレオはG3中山金杯7着から。前走はテンに御せない騎手の馬にぶつけられて終わったような0秒4差、それがG3東京新聞杯勝利のレイチェル・キング騎乗のサクラトゥジュールだったのですが。昨年は58キロドウデュースがあまりにも強く57キロで3馬身半差の2着。本年のメンバーはそこまで強くないでしょうが受けて立つほど強くもなく有力馬の一角といった評価で。想定は横山典弘。

 

共同通信杯は産駒登録なし。

本年最終世代の登録がなく17年スワーヴリチャード、22年ダノンベルーガの産駒2勝で確定。

 

クイーンCにはサフィラ、ルージュスエルテが登録。

サフィラはG3アルテミスS2着後のG1阪神ジュベナイルフィリーズ4着から出走。アルテミスSぐらい走れば勝てるとも思いますが新潟の新馬戦で酷い騎乗をされ3着、2戦目阪神の未勝利勝ちという1勝馬で左回りは未勝利。ハーツクライ産駒なので左回りの方が実際は良い可能性もありますし実績上位と見ればこの馬でしょう。想定は松山弘平の継続。

ルージュスエルテは2歳6月東京芝1800mの新馬戦は1番人気7着。このレースはG3きさらぎ賞では競走中止となってしまったOP野路菊S勝ち馬ヴェロキラプトルが勝利して3~5着、7・8・10着馬もその後に勝利(7着ルージュスエルテ)という11頭立てのレース。2戦目の新潟芝1400m未勝利を勝利して2歳1勝クラスは東京芝1400mで連勝。半兄に21年G2京都新聞杯1着、G2神戸新聞杯2着レッドジェネシスというハーツ産駒で1400m向きとも思えませんが1ハロン延長をこなせば。想定は横山和生の継続。

本年最終世代だ出走予定のクイーンCは17年アドマイヤミヤビ、23年ハーパーで過去2勝。産駒勝利で2年連続勝利の3勝目。

 

昨年はG2京都記念1着ドウデュース・2着マテンロウレオ・4着キングオブドラゴン、G3共同通信杯3着ダノンザタイガー、G3クイーンC1着ハーパーなど2億7000万円台から4億3000万円台まで獲得賞金を上げ順位5位⇒2位となった週間。本年ここまでの期待は懸けにくいのですが有力馬の重賞出走予定もあり、どこまで伸ばせるか。

 

●5位(5位)ドゥラメンテ(2億4671万円)(10勝)

(2億912万円)(10勝)

重賞を含むOPクラス出走馬の入着もない未勝利週としてはかなり獲得賞金の多い週間でしたが、上位3種牡馬には離されG1での一発型ドゥラメンテとはいえこのまま離されるのは良くないでしょう。

 

京都記念にはブレイヴロッカーが登録。

未勝利勝ちは5戦目、1勝クラスも5戦目勝利、2勝クラスは4戦目勝利と社台F産のドゥラメンテ産駒としては珍しいタイプにも思えますが、前走3勝クラスオリオンSは2勝クラス特別から連勝の重賞初挑戦。アドマイヤビルゴと近い一族で、父も違いますしそれだけで嫌うのもなんですが重賞が壁になる不安もありますが連勝中の勢いでここも突破してもらえば。デビューから15戦すべて藤岡康太の騎乗でしたが今回の想定は酒井学。

 

共同通信杯にはミスター.ジーティーが登録。

2歳11月京都の新馬戦を勝利して挑んだG1ホープフルS5着から。新馬戦で2着に下したハヤテノフクノスケも次走の未勝利戦を圧勝しG3京成杯でも4着。前走のG1ホープフルステークスは、最後の進路取り自体は言われるほど間違っていなかったと思うのですが結果的に捌けず脚を余す形の5着。右回りや東京は初ですがスムーズならばこのメンバーでも。想定は坂井瑠星の継続。所属厩舎の管理馬で前走の結果でも替えず、本年はリーディングを争うような序盤の好調ぶりの鞍上ということから同じ轍を踏まないでしょう。

 

クイーンCにはサンセットビューが登録。

2歳9月阪神芝1600mの新馬戦5着から2戦目の京都芝1800m未勝利戦を勝利。前走は京都芝2000mの3歳1勝クラスで逸走するような形の競走中止。調教再審査明けで不安はありますが故障などではないので輸送した初の左回り・東京などで悪癖を出さなければ。想定は三浦皇成。

 

●6位(6位)ドレフォン(2億1263万5000円)(8勝)

(1億7658万4000円)(8勝)

ドレフォンも未勝利週でしたがG3きさらぎ賞2着ウォーターリヒトなど入着は多く獲得賞金2億円突破。

 

ウォーターリヒトはG3シンザン記念に続き人気薄の好走で、重賞連続3着内でも人気にならないようなタイプなのでしょう。収得賞金1200万でこのままでは皐月賞出走も微妙ですが距離的にはNHKマイルC路線に向かっても。管理する河内洋調教師のクラシック出走ラストイヤーということで出すのならばクラシックということになりそうですが。

 

今週の重賞に登録馬なし。

ダートOPバレンタインSには産駒2頭登録。

 

●7位(9位)モーリス(1億8371万3000円)(7勝)

(1億4362万円)(6勝)

先週は1勝クラス1勝。勝ち馬はG1桜花賞3着もあるペリファーニアで本来は1勝クラスで走るような馬ではないと思いますが、条件レースを順調に使えればOPクラスまで行くでしょう。

 

G3きさらぎ賞3着シヴァースなど入着も多く順位は7位に浮上。近辺の順位となる種牡馬とは接戦になっていますが、ドゥラメンテと共に上位3種牡馬とリーディングを争ってもおかしくはないのでもっと順位など各種数値を上げてもらいたいところで、モーリスならば上げて来るでしょう。

 

G3きさらぎ賞3着シヴァースはゲートでガタガタしており行かせたとの事で、差し決着のレースを先行勢では唯一踏ん張って勝ち馬と同タイム3着。父モーリスとはいえ晩成寄りのハルーワスウィート一族なので順調に成長して行けば大きいところでも、と期待させるキャリア2戦目の重賞挑戦による惜敗。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●8位(7位)ジャスタウェイ(1億7710万7000円)(8勝)

(1億4633万7000円)(6勝)

先週は2勝クラスなど2勝。開幕週2位スタートでさすがに順位は下げましたがトップ10内から落ちる気配もなく好調を持続。

 

先週の勝ち馬はいずれも注目。2勝クラス勝利のセブンマジシャンは23年G3京成杯3着・G2セントライト記念4着の重賞入着経験馬ということから条件レースの平場戦を勝ったところで、とも思いますがさすがの勝ちぶりを見せ再び軌道に乗ってくれば。おばにクロノジェネシス・ノームコアの4代母ラスティックベル一族。先週のG3きさらぎ賞勝ち馬ビザンチンドリームも4代母ラスティックベル。

 

未勝利勝ちのモアニは5戦目の7番人気未勝利勝ちでハイペースのレースに乗じ後方から大外を回して15番手から差し切り。先行勢壊滅の2着も後方からの15番人気馬というレースで嵌った感も強いのですが同日の同じく京都1600mOP(L)エルフィンSよりも1000m通過が2秒6速いこともあって勝ち時計は0秒7上回る結果に。牝馬の永島まなみ騎手騎乗でモアニは52キロ、直線で不利もあったエルフィンS勝ち馬ライトバックは55キロというのもありますが単純な数字面では3歳牝馬リステッドレースの勝ち時計を上回ったということに。3戦目の未勝利は10頭立て1秒4差8着ながら勝ち馬はG3京成杯勝ち馬ダノンデサイルなど強い相手との対戦経験も。

 

今週の重賞登録馬は京都記念のルージュエヴァイユ。

昨年のエリザベス女王杯は56キロで54キロの勝ち馬3歳ブレイディヴェーグの0秒1差2着。内から馬番順の1着~3着となったように枠順で恵まれた感もありますが同じ京都芝2200mのG1連対。ベストは4勝中3勝、G3エプソムCやG2府中牝馬Sでも2着した芝1800mと見ますが前走で今回のコースもこなしているので。20年クロノジェネシス、21年ラヴズオンリーユーと牝馬の勝ち馬も出ており、ここまでのランクにはないとしても昨年勝ち馬ドウデュースのような抜けた馬がいないと思われる本年のメンバーで。想定は松山弘平の継続。

牝馬の勝ち馬も出ているとしましたがクロノジェネシスの前は10年ブエナビスタまで遡り、関東馬の勝ち馬も出ていますが16・17年連覇のサトノクラウン、サトノクラウン以前では88年カシマウイングまで遡り関東の牝馬というのはデータ上マイナスとも。本年は重賞未勝利馬の重賞勝利が続いており前日のクイーンCもそれが確定、その傾向が続くようならばG1連対馬ながら重賞未勝利の本馬による重賞制覇となっても。

 

ルージュエヴァイユ登場までトップ10内で良く耐えたというような本年ここまでの推移。G2京都記念も勝利するようなら全く想定していませんでしたが本年のトップ10入りということも考えなければならないでしょう。

 

●9位(8位)ハービンジャー(1億6936万7000円)(10勝)

(1億4543万7000)(8勝)

先週は1勝クラス、未勝利の2勝で勝利したレースはいずれも産駒ワン・ツー。

未勝利勝ちのテウメッサは東京芝1600mの勝ち上がり、かなり強い勝ち方で同じく東京芝1600mで実施のクイーンC勝ち馬よりも強いというところまでありそうですが2歳7月デビューの4戦目、3歳2月の勝ち上がり鞍上クリストフ・ルメールの効用もあったでしょうし、あまり高い評価をするのも。こちらも4代母ラスティックベルで先週は、この一族が好調だったようです。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

●10位(11位)ダイワメジャー(1億5015万2000円)(8勝)

(1億2451万8000円)(7勝)

先週は未勝利1勝もG3東京新聞杯アスクコンナモンダ4着の入着などもあってトップ10内復帰。総合記事でも書きましたが10位~15位ぐらいまではほとんど差もなく昨年トップ10圏外となってしまったダイワメジャー10位、キングカメハメハ11位といった状況。この2種牡馬が素晴らしいのは言うまでもないのですが後発の種牡馬にも奮起を期待したいところ。

 

今週の重賞に産駒登録なし。

 

・11位以下種牡馬産駒など

京都記念では22年勝ち馬ステイゴールド産駒アフリカンゴールド、昨年2着ディープインパクト産駒プラダリア、キタサンブラック産駒ラヴェルなど。

 

共同通信杯はG1朝日杯フューチュリティステークスの1・2着馬、パレスマリス産駒ジャンタルマンタルとブラックタイド産駒エコロヴァルツがともに登録。

17年勝ち馬スワーヴリチャード産駒はショーマンフリート、パワーホールの2頭が登録。産駒勝利で01年ジャングルポケット・07年フサイチホウオー以来の父子制覇と思われますが、昨年の新種牡馬リーディングサイアーながら、年明け3歳戦で重賞連対馬は出ているものの本年未勝利が続いており、重賞以前に勝ち馬が出てほしいという面も。

 

・3歳戦

3歳戦に関してはG3きさらぎ賞とOP(L)エルフィンS勝ち馬が上位種牡馬から出たので大体書きましたが、あらためて注目はG3きさらぎ賞勝利のビザンチンドリームということで。

 

・母の父部門

(前回)

1位ディープインパクト 3億5852万円

2位キングカメハメハ 2億1729万4000円

3位シンボリクリスエス 2億254万円

4位アグネスタキオン 1億6424万円

5位ハーツクライ 1億6231万1000円

 

(今回)

1位ディープインパクト 4億6153万5000円

2位シンボリクリスエス 2億7487万4000円

3位キングカメハメハ 2億5411万8000円

4位アグネスタキオン 2億1708万9000円

5位ハーツクライ 2億1541万7000円

 

首位ディープインパクトは3勝クラスジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念など3勝、前記3勝クラスはワン・ツー、G3シンザン記念3着シヴァースなど入着も多く2着6回、3着8回という週間で前回から1億円ほどの加算で獲得賞金4億円突破。ジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念では産駒の1番人気ダノンギャラクシー、もう1頭出走のダノンレガーロの両馬ともに故障発生というアクシデントも。

2位シンボリクリスエス。G3東京新聞杯サクラトゥジュールなど3勝で前回3位から2位に再浮上。

3位キングカメハメハは未勝利1勝。OPアルデバランS2着ハピなどの入着もあったが重賞勝ち馬を出したシンボリクリスエスに逆転を許し3位に後退。

4位アグネスタキオンは2勝クラス特別2勝を含む4勝で獲得賞金2億円突破。前回から接戦のハーツクライとの差は更に縮まったものの順位4位は変わらず。

5位ハーツクライは3勝クラス特別など4勝で獲得賞金2億円突破。

 

・東京新聞杯

父ネオユニヴァースのサクラトゥジュールが勝利。母の父シンボリクリスエスは2位。

母の父シンボリクリスエスはG2東海Sウィリアムバローズ以来の本年重賞2勝、通算52勝

東京新聞杯は初制覇。

本年重賞2勝は現在シンボリクリスエスのみ。

 

・きさらぎ賞

父エピファネイアのビザンチンドリームが勝利。母の父ジャングルポケットは11位。

母の父ジャングルポケットは本年重賞初制覇、通算11勝。

重賞制覇は22年G3エルムSフルデプスリーダー以来。

きさらぎ賞は20年コルテジア以来の産駒2勝目。