珍田龍哉さんと「おそめ」① | ARSNOVA 銀座 オーダーメイド リフォーム ジュエリー 選び抜いた美しい宝石

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珍田龍哉さんと「おそめ」①

 
先日、長年に渡り封印していた俳句関連の資料や書籍を
しまっていた箱を開けましたら、
「珍田龍哉さん」の句集が出てまいりました。

「句集 昼寝の国 珍田龍哉 平成17年9月 中央公論事業出版より発行」

紙の表紙は無くなっていて、布表紙の本だけが残っておりました。

珍田龍哉さんは、外交官で侍従長もおつとめになられた
珍田捨巳伯爵のお孫さんです。

藤田湘子先生(私の俳句の師匠)はご相談事が生じますと、
小倉昌男さん(ヤマト運輸のご創業家の方、
運輸省と闘って宅配便を生み出された方です。)や、
珍田さんをお傍に寄せていらっしゃいました。

珍田さんはこの句集を出版された翌年の平成18年に旅立たれたそうです。
句集とされておりますが、珍田さんの随筆も多く収められています。
実は今回初めて珍田さんのこのご本をちゃんと読んでおります。
ご本を頂いてから20年ほどが経っておりますのに…
本当に非礼なことでございますね。珍田さん、ごめんなさい。


炎昼や東寺の塔の影太し  龍哉

尼寺の結界にあり鼬罠  龍哉



句集にはまだまだ魅力的な句がいっぱい収められています。
すべて湘子先生のお目が通された作品だそうです。

珍田さんの随筆がとても面白いのです。
いやいや、大変だよ、伯爵家…という内容や、
「三島由紀夫のこと」なども…。
『三島由紀夫と遇ったのは昭和24年の春、
作家の今日出海さんの家の茶の間である。』…とのこと。
珍田さんと今さんはご親戚同士であったとのこと…。

また、新橋に「トントン」という小さな酒場があったそうで、
珍田さんによると、ここは湘子先生もご常連だったそうですが、
『ぼくは此処で、梶山季之、伊丹十三に遇い、
大佛次郎がお染のマダムを同伴して現れるのを観た。』
とのこと…。

おそめさん…か…
私も一度(会ってみたかったというよりも)見てみたかったな、と思いました。

長くなりそうなので、今日は取急ぎここまでで投稿いたします。

珍田さんはお背がしゅっとお高い、無口で、とてもお優しい方でした。
本当にお静かな方でいらっしゃったので、随筆を拝読させて頂き、
初めて珍田さんの背景を知った次第です。
 
 
 

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