② 非加熱パパラチア・サファイアをARSNOVAの矢羽根文様の指環に…♪ | ARSNOVA 銀座 オーダーメイド リフォーム ジュエリー 選び抜いた美しい宝石

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Bijou de ARSNOVA Ginza,Tokyo Est.1984
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② 非加熱パパラチア・サファイアを

ARSNOVAの矢羽根文様の指環に…♪


 私が宝石の仕事に携わることになったのは1998年8月のことでした。29歳の時です。
その頃以降、パパラチア・サファイアに起きてきたことを纏めてみました。

1998年頃…この頃はルビー、サファイアの加熱処理の有無が問われることは無く、
どの様な処理をされたのか分からないルビー、サファイア(パパラチアを含む)が

流通しておりました。

宝飾業界では宝石(ルース)は大卸、仲卸を経て、加工業者に渡り、

その後に百貨店や小売店に流れる仕組みでしたので、

ダイアモンドもカラーストーンも今から比べるととてもお高かった時代です。


2003年頃から私どものような小売店が海外の業社と直に取引きするようになり、

美しい宝石を以前よりもお安くお客様にお届け出来るようになります。

同時にルビー、サファイアの加熱の有無等の情報が日本に入り始めます。


丁度この頃、妙に発色が良いパパラチア・サファイアが見受けられるようになりました。
これらのパパラチア・サファイアは後に度を越えた発色改良の処理がされていることが分かり、百貨店を巻き込んで大きなスキャンダルになりました。


私は運良くその様な処理がされたパパラチアを扱うことはありませんでした。
この騒動を受けてARSNOVAではパパラチア・サファイアは

非加熱のお石のみを扱うことに致しました。


2003年以前はパパラチア・サファイアの一番の産地はスリランカでしたが、

モザンビーク、マダガスカル等で、スリランカのパパラチアと同等、

或いはそれ以上に美しい非加熱パパラチア・サファイアが産出するようになりました。

パパラチア・サファイアの産地同定は各鑑別機関で意見を異にすることがままあり、
石の供給側は鑑別機関でパパラチア・サファイアの産地同定をすることを

避ける傾向が強くなっていきました。
このような経緯でトップクオリティーの非加熱パパラチア・サファイアは

産地によって価格が上下するケースが減っていきました。

パパラチア・サファイアはお色の幅が非常に広い宝石です。
基本的にはオレンジとピンクが混ざり合っていることが

パパラチア・サファイアとして条件なのですが、

鑑別機関によりお色の判断はかなり異なります。
「え?このお色のお石に何故パパラチアと鑑別が出たの?」ということもございますし、
或いは、「こんなに美しいのに何故パパラチアと鑑別されなかったの?」と

いうこともございます。
同じ鑑別機関で、あの頃はこのお色でパパラチアと鑑別されたのに、

今はそうでないということもあります。

ARSNOVAの代名詞と皆さまが仰って下さるパパラチア・サファイアですが、

ARSNOVAの基準で美しいと思えるパパラチア・サファイアに出会えるのは

年に2,3回程度です。
ご紹介の機会が少ないにも関わらず、

皆さまの印象に残るのはやはりパパラチア・サファイアという

宝石に大きな魅力があるからでしょう…

パパラチア・サファイアにつきましてはARSNOVAでは非加熱ということには拘りますが、

産地には拘りません。
世界の一流の鑑別機関の鑑別書に非加熱であること、

パパラチア・サファイアであることが記されたお石のみを扱っております。


GIA、GRS、SSEF、グベリン、場合によってはAIGS、

日本の鑑別機関では中央宝石研究所のみ、

これらの鑑別機関がパパラチア・サファイアであり、非加熱であると

鑑別したお石のみをご紹介しております。
尚、これらの鑑別機関が非加熱パパラチア・サファイアと鑑別したお石であっても、

美しくないものは扱いません。

 

 

 

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