今回のミャンマーの紛争に思うこと。。。 | ARSNOVA 銀座 オーダーメイド リフォーム ジュエリー 選び抜いた美しい宝石

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Bijou de ARSNOVA Ginza,Tokyo Est.1984
「生涯、愛せる宝石・ジュエリーを…」 永く愛せる、品格ある宝石・ジュエリーをご案内させて頂いております

 私はミャンマーから産出される宝石が


ことのほか好きなのです。





ルビーにヒスイ、


そして良質のペリドットなど・・・





ミャンマーという土地からもたらされる宝石は、


実に魅力に溢れています。





豊富な鉱物資源を埋蔵している


ミャンマーという土地・・・


私は宝石のことしか知らないけれど、


宝石商の視点で見れば、


あれだけ多種の美しい宝石が、


産出する土地というのは


地球上でもかなり珍しいのだと


聞いたことがあります。





ミャンマーの赤はルビー、


ミャンマーの緑はヒスイ、


そしてミャンマーの黒は『麻薬』・・・





まさしくこの『黒』に翻弄された歴史が


ミャンマーの現状を生み出しているのだと思う・・・





不思議だと思うことは、


美しい宝石が産出をする土地ほど、


争いが起きやすいということ・・・


ここ1週間ほどはミャンマーに多くの人を


視線が注がれているけれど、


その他の土地においては


さらに悲惨な現状が繰り広げられたり


しているのです。。。





宝石の業界内では、スポット的に


ある宝石の不買運動が起きることがあります。


(記憶に新しいのは、テロの資金源に流用されていたといわれる


『タンザナイト』など・・・)


ただ、このようなこと自体の情報源であるとか、


『買わない』という行為自体が、


本当に悪の根源をアタックするだけの


力を持ち得るのか・・・


かえって、何かが摩り替わるだけに終わらないのか・・・等、


私自身は非常に疑問を持つところなのですが・・・





この半世紀ほどは世界大戦こそは起こってはいないけれど、


『紛争』が起こっている地域は非常に多く、


現在の私たちが、清潔な環境の下、


表立っての人権は守られ、


飢えることも知らずに暮らしていることは、


本当に奇跡に近いことなのだと


感じています。。。





同じ地球上に生きる、少しでも多くの人が


心の平穏を保って暮らしていけるよう・・・


微力ながら祈ってはいるのですが・・・





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 今回、ミャンマーにて命を落とされた


カメラマンの長井氏に対する報道で、


少なからず怒りを感じたことがあります。





この現代において、ここまで発達をした


マスメディア・・・


紛争地帯の最前線の映像でさえ、


ほぼリアルタイムで私たちは見ることができるのです。


その映像を命がけで送り続けている


生身の人間が存在することは、


画面を見ているだけでは、


忘れがちなのだけれど、


今回のようなことが起きると、


その現実は逃れようもなく、目の前に提示されることになります。





どう考えても危険だとわかりきっている、


紛争の最前線に身を置いて


映像を送り続ける長井氏のような職業・・・


きっと彼らは心底その職業を天職だと感じて


従事していることだと思うのです。


私はそのことに対してはまったく否定的な気持ちは持ちません。


どんなベテランでも、魔が差すことはあるというもの・・・


気を張っていさえすれば、命を落とさない戦地なんて


絶対に存在をしないでしょう。。。





不本意にして凶弾に倒れてしまった長井さん、


その死の直前まで、非常に平常心を保たれているように


映像からは感じられるのです。。。





それに対して、


「油断をしたから・・・」とか、


「私だったら、このような判断はしません。」とか、


ご同業らしき方々からのコメントは


本当に腹立たしく、私には感じられました。





長井氏の仕事の能力を云々している場合ではなく、


氏が命を賭けてまで、伝えたかったミャンマーの現状を


もっと丁寧にマスコミは伝えるべきではないでしょうか?





長井氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。





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