家族揃ってのドライブにて
娘のプレイリストから聞こえてきた曲
MONO NO AWARE
『風の向きが変わって』
ポップにして、どこかストレンジなバンドサウンドと遊び心に富んだ歌詞表現で、自由な広がりを持つ楽曲を生み出す4人組バンド。その中核を担うのは、ソングライティングを手掛けるボーカル/ギターの玉置周啓。ギターの加藤成順と同じく東京都八丈島出身である彼が多角的に描く楽曲を、メンバーによるトリッキーなバンドアンサンブルで具現化し、聴き手の想像力を解き放つ。2019年のアルバム『かけがえのないもの』は子供から大人への成長を、2021年のアルバム『行列のできる方舟』は自意識を作品の題材とするなど、テーマ性を帯びた楽曲はキャッチーな響きとともに深みを増している。