謎が解けた! | Looney Tunes and Merry Melodies

Looney Tunes and Merry Melodies

アンダーグラウンド低音職人の音楽バカ日記です

っても解けたのは先週くらいの話なんだけど。。。

仕事柄ベース・マガジンをはじめ
いくつかの音楽雑誌を会社で読むことが出来るんだけど
今月のベース・マガジンは良かった。

なにしろジョン・ポール・ジョーンズが表紙で
特集も組まれていたからね。

内容的には先月来日したThem Crooked Vulturesの
ライヴレポ、使用機材の紹介、そして本人のインタビュー
という感じなんだけど
肝心なのはその使用機材の話。

ライヴで一曲目に演奏された
No One Loves Me & Neither Do I
この曲でジョン・ポール・ジョーンズが使用していた楽器。

$Looney Tunes and Merry Melodies-John Paul Jones

こんな感じのものなんだけど。

コレはベース・ラップ・スティールを改良したものらしい。

ラップ・スティールというものは
基本的に膝の上に乗せたり専用のスタンドに乗せて演奏するもので、
こちらも元々は棒状の筐体のものだったようで
ボディにふくらみを持たせ、指板をボディに対して
斜めにジョイントする事により通常のギターやベースのように
ストラップにかけて演奏することが可能になったようです。
ボディの白い部分はタッチパネル式のMIDIコントロールらしい。
まぁ俺はあんまりMIDI関係はよくわからないけど。。。
でもこの謎の楽器の正体がわかって良かった。

メインで使っていたのは4弦ベースだけど
他には10弦ベースや12弦ベース
マンドリン、シンセ、、、
コレでもか!というくらいに色々な楽器を使用していた。
これ以上書くと雑誌社に文句言われそうなので
気になる方はベースマガジンを購入して確認してください。
(別に出版社の回し者ではないです・笑)

とはいえ10弦ベースも5弦ベースに複弦が1本づつ張ってあるものだし
12弦ベースも俺が持っているのとは違い
6弦ベースに複弦が1本づつ張ってあるもの。

俺が持っているのは4弦ベースに複弦が2本づつ張ってある
Cheap Trickのトム・ピーターソンが使っている仕様と同じもの。

実は、今、、、

あ、いいやまだナイショ(笑)

まぁともかく楽器も色々な仕様のものがたくさんあるし
種類というのも一口では説明できるようなものではない。
そんな中コレだけの楽器を演奏してしまう
ジョン・ポール・ジョーンズ先生はやはり素晴らしい
と改めて思ってしまう。
それにアレンジャーとしても有名な人物だしね。

そうそう
Led Zeppelinに加入する前に参加したというDONOVANのアルバム
「ハーディーガーディーマン」という作品があるんだけど
その作品はまだしっかり聴いた事ないので近々入手したいと思う。

あと、インタビューを読んでいて
「今やっている音楽とは違うタイプの音楽も、
ぜひ聴いてみてほしい。
たとえロックをやっていたとしても
ロックじゃない音楽からも正解は得られるはずなんだ。」
という発言があった。

俺の場合は元々ロックが大好きで
自分のバンドとは関係なく色々なものを吸収してきた。
doug-nutsに入ってから意識的にHipHopを聴く様になったりしたけど
あの時もHipHop以外を聴いているときにアイディアが出てきたりもあった。

今はその逆でロックバンドとして新たにスタートを切ろうとしているから
改めてロックのアルバム(特にメンバーもお気に入りのものとか)を
意識的に聴いているけど、そうするとどうも似通った感じの物しか出来ない
というか俺の中でのアイディアがそんな感じのばかりになってしまうような気がする。
そんな時にはせっかくいままで色々吸収してきた音楽からの要素を
うまく抽出していければいいのかなと思う。

新たに曲を作り直しているワケですが
今は結構ストレートなロックが出来ていると思う。
新たなスタートを迎えるにあたっての肩慣らし的にはこういうのがいいと思う。
そしてある程度曲も出来てきて固まってきたら
また少しひねくれたような感じの曲も作って行けたらいいかなって思っている。

どちらにせよ、メンバーに気に入ってもらえるようなアイディアを
作れるようにしなければならないワケだけどね。
結局最終的には皆の意見も取り入れて
そこでようやく「バンド」としての楽曲が出来上がるワケだからね。

とにかくどんな細かいアイディアでも作りためておこうと思う。
そして行き詰ったら全く別なものを聴いて楽しむ
これの繰り返しなんだろうな。

前から感じていたことだけど
こうやって偉大なアーティストの発言で確認できると
より強く確信が持てるような気がするよ。

うーん、やる気が出てきた!

というワケでThem Crooked Vulturesのライヴで
文中でも紹介したコチラの曲を。
例のベースラップスティール使ってます。

♪No One Loves Me & Neither Do I (LIVE)