乙な味 | 道しるべ

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風に吹かれて流されて・・・ユラリユラリと行く先は?・・・

「乙」は乙な調子からきた言葉。
人間の声は、だいたい二オクターブくらいの音域だが、高い方を「甲」の調子、低い方を「乙」の調子と言ってた。
江戸時代、三味線で合わせて歌うとき、芸歴の長い老人などは非常に味わいのある渋い声だったので、そこから微妙な味わいのあるものを「乙な味だ」というようになった。

道しるべ-90125