蟋蟀の憂鬱 -3ページ目

やられた!!!怒

しかしながら、ドアは閉まっていたし、窓も閉まっている。俺は地下室へと下りて行った。
そこは御嬢様の調教で使用した以降入っておらず、異様な臭いが立ち込めてた。俺はハンカチを口にあて中へ入ると、地下室の排水溝が壊されてた。
すると、上の階で固定電話が鳴ってるのが聞こえ、急いで階上へ。
電話に出ると先程の老人が『脅しついでにお前の探しモノを浚った!!今声を聞かせてやるぞ!!』と言い、後ろから女の喘ぎ声が聞こえてきた。
『御主人様、助けて下さい!!!』と貴婦人が泣き叫んでいるのが確かに聞こえた。
俺は『スミマセンでした。どうか、俺の女を返して下さい!!宜しく御願いします!!!』と老人に。
すると、『なぁに…単なるお遊びだよ!!この女は即返してやるわ!!あ~はっはっは!!!』と老人は言い、電話を切った。数時間後、貴婦人はボロボロの服装のまま俺のとこへ戻り、俺は『ゴメン、すまなかった!!許してくれ!!!』と初めて貴婦人へ頭を下げた。貴婦人は『御主人様は何の落ち度も有りません!!私が連れ浚われてしまっただけなのですから!!』と俺に言い、俺の頭を上げた。
俺は貴婦人を強く抱き締め、そして抱きかかえて浴室へ行き貴婦人の体を隅々まで洗い流した。
その後、貴婦人を抱きかかえて寝室へ運び、『俺が悪夢を消し去ってやる!!』と言い、貴婦人を抱いた。
貴婦人は涙を流しながら喘ぎ始めた。

続く

結局………………怒

29日の晩か30日の朝方に俺の居場所の固定電話が鳴り響いてたが、結局俺達は無視し続けて絡み合ってた。
3~4時頃に2人で浴室へ行きシャワーを浴び、もう一つの寝室で添い寝した。
それから目が覚めたのは15時過ぎた頃、チャイムがまた何度も鳴り響いてた為で。
俺はモニターを付け『誰だ、うるせぇぞコラっ!!!』と怒鳴ったら、昨日と同じ面々+αだった。
+αは以前に一度見た覚えがある怖い人達で。
俺はモニター越しに『今日は何の用だ?』と。
すると、バイヤーが『取り敢えず、ココを開けて頂きたい!!それから、中でお話しましょう!!』と。俺は貴婦人が眠っている部屋に+αの人達が入るのを嫌い、『いいや、俺が外へ行く!!路地を曲がった所で待て!!』と。すると、『まぁ、イイでしょう!!早くして下さいね!!』とバイヤーが。
俺は急いで服を着て、貴婦人を起こし、『俺は少し出てくるが…俺が帰るまで誰が来てもドアを開けるなよ!!分かったな?知り合いでも誰でもだからな!!返事しろ!!!』と寝ぼけてる貴婦人の頬を叩きながら言った。
貴婦人は『はい、分かりました。ドアを開けてはならないんですね?承知しました。行ってらっしゃいませ。』と。
俺は『寝ぼけてねぇな?絶対だぞ!!お前の身が心配だから言ってんだからな!!!俺が帰るまでじっとしてろよ!!!』と強く念をおした。
貴婦人は『大丈夫です!!寝ぼけてませんからね!!お急ぎでは?』と言いながら俺を玄関の方へと。
俺は『じゃあ、行ってくるわ!!』と言って貴婦人に口づけをしドアを開けた。
ドアの前には+αの人達が立っていて、『遅ぇぞ!!何時まで待たせんだコラっ!!!』と威嚇された。
俺はコイツらに連れられて路地に停まってる車へ乗せられて、ある場所へと連れて来られた。
そこは一度来た事がある所で、俺が初めて今の職の存在を知った場所でもある。俺は連中にその建物の奥へと通されて、部屋の中央のソファーへと横たわった老人の前に立たされた。
老人が『何故、儂からの電話に出ない?初めに忠告したのを忘れたかな、お前?儂に逆らった奴らの行く末をお前は知ってる筈だよな?二度は無いと思えよ、若僧が!!!』と俺を睨み付けながら言った。
俺は『はい。』と返事すると、『下がれ!!』と言われ、また車へと乗せられ帰って来た。
すぐさま、ドアを開け、貴婦人を呼んだ。
が、全く応答が無かった。
続く

久々にバイヤーが…

待ちに待った29日。2ヶ月半ぶりに俺の元へとバイヤーが来た。
以前までは、まず俺に連絡が入り、バイヤーが時間帯指定してきて、Mリストを持参し現れ、そのリストの中から俺が目を付けた女を指名し、数週間~数ヵ月間でその女をM女として調教し、バイヤーへと返すというシステムであった。
しかしながら、今回はバイヤーはリストを持参しておらず、バイヤーの後ろに1人の女が立っていた。
その女の出で立ちは俺が一番嫌いなGALそのものだった。俺がバイヤーに『後ろの女は何だ?』と問うと、バイヤーが『こちらが今回蟋蟀様に躾てもらう方です。期間は1ヶ月です。どうぞ宜しく御願いします。』と答えた。
俺は『あぁっ!!何言ってんだお前!!!早くリストをよこせや!!!』と言うと、『既にこの方に決定済みで御座いますので…どうか宜しく御願いします。』とバイヤーは返した。
俺は『お前の言ってる意味が分かんねぇよ!!そのまま帰れやコラっ!!!怒』と言い放ち、家から2人を追い出した。
奥の部屋から俺とバイヤーとのやり取りを一部始終見ていた貴婦人が俺の元へと寄って来た。
貴婦人は『もう、そんなに苛立たないで…あちらでお食事にしましょうよ。』と声を掛けてきた。
俺は『あぁ、悪ぃなぁ…飯にするかぁ。』と、貴婦人の手料理を食べにダイニングへと2人で向かった。
貴婦人が用意した料理は多国籍料理という俺は食した事が無いものだったが…貴婦人の腕前は最高で、滅茶苦茶俺の舌にマッチした。
更に、俺の好きなココナッツ風味のメニューが多かったのが俺の苛立ってた気分を穏やかにした。
俺は貴婦人に『今日の料理も美味しかったよ!!初めて食べたメニューばかりだったが…俺気に入ったぜ!!また作ってくれよな、宜しく!!!』と言った。
そして俺は貴婦人の横へ移動し、貴婦人の肩をこちらへ引き寄せ、『食後の運動をしないとな!!笑』と言って貴婦人の口唇を奪った。
貴婦人を立たせて、服を全て剥ぎ取り、俺は貴婦人を抱えてベッドルームへと向かった。
暫くした後に俺の携帯へ着信があったが…俺達は構わずに激しく汗を掻き捲った。

その日の深夜にまた俺の携帯が鳴った。
続く