久々にバイヤーが… | 蟋蟀の憂鬱

久々にバイヤーが…

待ちに待った29日。2ヶ月半ぶりに俺の元へとバイヤーが来た。
以前までは、まず俺に連絡が入り、バイヤーが時間帯指定してきて、Mリストを持参し現れ、そのリストの中から俺が目を付けた女を指名し、数週間~数ヵ月間でその女をM女として調教し、バイヤーへと返すというシステムであった。
しかしながら、今回はバイヤーはリストを持参しておらず、バイヤーの後ろに1人の女が立っていた。
その女の出で立ちは俺が一番嫌いなGALそのものだった。俺がバイヤーに『後ろの女は何だ?』と問うと、バイヤーが『こちらが今回蟋蟀様に躾てもらう方です。期間は1ヶ月です。どうぞ宜しく御願いします。』と答えた。
俺は『あぁっ!!何言ってんだお前!!!早くリストをよこせや!!!』と言うと、『既にこの方に決定済みで御座いますので…どうか宜しく御願いします。』とバイヤーは返した。
俺は『お前の言ってる意味が分かんねぇよ!!そのまま帰れやコラっ!!!怒』と言い放ち、家から2人を追い出した。
奥の部屋から俺とバイヤーとのやり取りを一部始終見ていた貴婦人が俺の元へと寄って来た。
貴婦人は『もう、そんなに苛立たないで…あちらでお食事にしましょうよ。』と声を掛けてきた。
俺は『あぁ、悪ぃなぁ…飯にするかぁ。』と、貴婦人の手料理を食べにダイニングへと2人で向かった。
貴婦人が用意した料理は多国籍料理という俺は食した事が無いものだったが…貴婦人の腕前は最高で、滅茶苦茶俺の舌にマッチした。
更に、俺の好きなココナッツ風味のメニューが多かったのが俺の苛立ってた気分を穏やかにした。
俺は貴婦人に『今日の料理も美味しかったよ!!初めて食べたメニューばかりだったが…俺気に入ったぜ!!また作ってくれよな、宜しく!!!』と言った。
そして俺は貴婦人の横へ移動し、貴婦人の肩をこちらへ引き寄せ、『食後の運動をしないとな!!笑』と言って貴婦人の口唇を奪った。
貴婦人を立たせて、服を全て剥ぎ取り、俺は貴婦人を抱えてベッドルームへと向かった。
暫くした後に俺の携帯へ着信があったが…俺達は構わずに激しく汗を掻き捲った。

その日の深夜にまた俺の携帯が鳴った。
続く