グワリオール駅に到着して、まずは駅の近くに取ったホテルにチェックイン。駅前にはショッピングモールもあって、フードコートもありましたが、ジャンクは食べたくないのでホテルのレストランで腹ごしらえ。1日で一番暑く日差しが強い時間帯なので(2月の終わりでももう30度です)、少し日が傾くのを待って、16時にホテルを出てお目当てのグワリオール城に向かいます。客引きのリクシャーがやたらいますが、交渉が面倒なのでウーバーでリクシャーを呼びます。大都市と比べるとウーバーはつかまりにくいです。
事前に見た情報で、午後だとグワリオール城は逆光とのことでしたが、行ってみて意味が分かりました。
下記の写真のようにお城の正面は大丈夫なのですが、私が見たかった城壁は日陰になってしまっていたので、翌朝改めて来ることにしました。
この日はとりあえず辺りを散策して、駅前に戻りました。お昼を食べたのが遅かったのと暑かったのであまり食欲がなく、夕食はつまみとビールですませようと近辺を探ると、ローカルなホテルの二階(インド式二階ではなく日本式二階)のレストランで食べ物をテイクアウト可能と言われたのでパニールパコラをテイクアウト。酒屋も駅前にあって、ビールを購入。このパニールパコラが、どうやったらスパイスの調合でそんな味を出せるのか全く分かりませんがベジと思えないフライドチキンのような風味でかなり美味しくて驚きました。翌日のランチはこのレストランにしようか…と真剣に悩みましたが、Vogueの記事で見つけた別のグワリオールオススメレストランに行くことにしました。もしまたグワリオールを再訪することがあれば駅前ホテルのレストランでご飯を食べたい!と思います。
さて、翌朝。9時にホテルを出て再びグワリオール城へ。光の中でそびえる城壁は圧巻です。相当期待感が高い状態で行きましたが、期待に応える壮麗さでした。下から坂を登りながら城壁を見上げて思いましたが、インドの城は石造りという意味ではヨーロッパと同じなものの、確かにヨーロッパの城とは違います。石の素材が違うのと、イスラム風な感じもあります(そういう意味ではスペインのグラナダとは何となく似てますが)。歴史の壮絶さではヨーロッパにも負けないとは思いますが、インドの城にはヨーロッパのような暗さがない。日差しが明るいせいか、なんかあっけらかんとしているように見えます。
Vogueのオススメというだけで特に何の情報も入れずに行きましたが、ここは当たり!でした。庭を眺めながら食事が出来ます。庭ではクジャクが4羽ほど戯れていました。
せっかくなのでグワリオールらしいものを食べようと思って、Chef's specialのChole Masalaをオーダーしました。Chole Masalaはたぶんパンジャブでメジャーなはずのヒヨコ豆のカレーですが、グワリオールのあるマディヤ・プラデーシュの州都ボパール風とのことでした。何がボパール風なのか分かりませんが(笑)、今まで食べたChole Masalaの中でずば抜けて抜群に美味しかったのです。どんなスパイスの調合なのか真剣にレシピを教えて欲しいと思ったほどです。ミディアムスパイシーでお願いした割には最初ちょっと辛いなと思いましたが、清涼感のある何かのスパイスが効いていて、辛くても後味爽やかで全くもたれません。本当に美味しかった。
帰りはグワリオールの老舗スイーツ屋さんでお土産を買いたかったのですが、ウーバーが捕まらなくて断念。駅前やグワリオール城近辺だとウーバーが捕まりますが、それ以外だとちょっと捕まりにくいので移動がちょっと困難です。流しのリクシャーに乗っても良いのですが、分かりにくい場所だと伝えるのがなかなか難しいいかと思ってお土産は断念。私がグワリオールにいる間に乗ったリクシャーは結構英語もいけましたし、デリーやグルガオン、ムンバイほどふっかけてこないなという印象ではありますが。仕方ないのでまた駅前に戻って何軒かあるスイーツ屋でグワリオールオンリーというお菓子を買って、現地での予定を全て完了。
帰りはGatimaan expressでデリーへ。Executive classを取ったらご飯つき。乗ってすぐ食べ物が出てきましたが、全くお腹が減ってないので困りました…(苦笑)