このところバタバタしすぎて骨の髄まで疲弊しきってしまい、寝ても何しても体力が回復しなくなり、気力の著しい低下まで併発してきてさすがにヤバいと思って、苦し紛れにニク料理をオーダーすることにした。
基本的にここではウシは無いことになっているので、ニクと言えばバッファローである。臭みがあるため、とても美味しい!というわけではないが、完全に赤身なので、鉄分等の栄養補給の面からは、悪くは無い。
以前と比べて、心なしかバッファロー(ここではバフと呼ばれる)ステーキを出すレストランが増えたような気がする。前にもオーダーしたことのあるレストランのどれかから選ぼうと思ったけれど、なぜか今回は新しいところを試してみようという気になった。
この国において、新しいものに手を出すのは、基本的に8割がた弾がこめられているピストルでロシアンルーレットするようなものだ。しかし、今回オーダーするのは味云々ではなく栄養補給のためなので、どこのレストランでもそれほど値段も変わらず、そもそもニクをただ焼いただけのメニューであるため、多少ハズレてもダメージは小さいだろうと思ったのである。
それで、一番近くにあるレストランにオーダーしてみた。
届いたら、ステーキ肉がどかーんとふたつ入っていた。ボリュームはかなりすごい。そして、サイドとしてついていたのが、葉物のガーリックまみれのソテーと、薄緑色のマッシュポテト(なぜそんな色なのかは不明)、そして、茶色くて丸い物体たち。茶色の物体は、初見ではマッシュルームだろうか?と思ったが、フォークで刺してみたら、なんか固い。それで、皮付きのポテトなのだと気がついた。
マッシュポテトに、ベークトポテト。どれだけイモが好きなんだ…ステーキのサイドに、そんなに炭水化物は求めてないんだけど…
そういえば、以前どこかのレストランで、メインだけオーダーして、炭水化物を頼まなかったら、「なぜ主食を頼まない?本当にそれでいいのか?」としつこくしつこく食い下がられたことがあった。料理の素材の中心が炭水化物と油のこの国において、炭水化物無しの食事というのはあり得ないのかもしれない。
胡椒をこれでもかとまぶしてあって、臭み消しの努力のあとが見られるが、やはり完全には消えない。ニクにかぶりついてるのにこんなにテンションが上がらないのはすごいが、これはあくまで栄養補給なんだと自分に言い聞かせる。
ところで、ニクの効果は、すごかった。食べてひと晩寝たら、ここ最近は目が覚めてから起き上がるのもひと苦労だったのに、何の苦もなく起き上がれた?ような気がする。プラシーボ効果なんだとしても、これからも疲れたらとにかくボリューミーバフステーキ、を徹底したいと思います。