FFⅦ 11 | 悪魔で個人的な物語

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クラウドの精神世界

 

 

右下に座っているクラウド、左に座っているクラウド、正面奥に座っているクラウド。

それぞれがクラウドの重要な記憶に繋がっている。

最初に見るのは五年前のニブルヘイム。

セフィロスに見せられた幻覚ではクラウドのポジションは別の人間に置き換わっていて、写真にも写っていなかった。

果たしてクラウドの記憶はジェノバ細胞が生み出した偽りのものなのか、それとも。

 

まず確認が取れたのは、クラウドの精神世界におけるニブルヘイムの情景と、ティファの記憶の中にあるニブルヘイムの情景が一致しているということ。

続けて、セフィロスたちがニブルヘイムを訪れた時の記憶。

クラウドの記憶ではクラウドがソルジャー1stとして派遣されたことになっていますが、これをティファが訂正する。

加えてクラウドは来なかった、とも断言している。

ティファはクラウドを待っていたからこそ、その時の記憶を鮮明に覚えているわけですね。

セフィロスと共にニブルヘイムに出向いたソルジャーはクラウドではなかった。

 

次の記憶はティファと約束を交わした星空の給水塔。

ティファはクラウドのこの記憶がジェノバ細胞が作り出した偽りの記憶ではないと信じている。

しかしクラウド自身が自分の記憶を信じられていない。

これはまあ、まがい物の記憶とごっちゃになってるから仕方ないね。

どれが真実でどれが偽りなのかなんて分かりようがない。

 

ティファからの提案。

ティファが何かを言ってクラウドが思い出すのではなく、その逆。

クラウドが何かを言って、それをティファが思い出す。

前者の場合、クラウドはジェノバ細胞が相手に合わせて偽りの記憶を創り出してしまうけど、後者だとそれがないため共有の記憶ということになる。

ティファの言葉をきっかけにクラウドが語ったのは、ソルジャーになろうとした動機。

ここで子供のクラウドが出現し、彼に案内されるまま右下にいるクラウドの記憶へ。

 

クラウドが初めてティファの家を訪れた日。

ティファはいつも仲良し三人組と一緒で、そんなみんなを馬鹿だと思っていたクラウド。

本当は仲間に入れてほしかったけど言えなかった。

その内、あんな子供っぽいやつらとは違うと思うようになっていった。

もしかしたら声をかけてもらえるかもしれない、そう考えてみんなの周りをうろついていた。

どうしようもなく、ひねくれていた。

その日はティファの母親が亡くなった日であり、母親に会いたいと願うティファは沢山の人が死んだというニブル山に行けば死者に会えるかもしれないと思い、仲良し三人組を連れてニブル山に向かう。

でも仲良し三人組は途中で帰ってしまい、こっそり後をつけていたクラウドだけが最後まで一緒だった。

ティファが足を滑らせて、クラウドも一緒に崖から落ちてしまった。

ティファは七日間意識不明で、本当に死んでしまうかと思った。

あのとき助けることができていれば。

自分の弱さに腹が立った。

それからはずっとティファに責められているような気がしていた。

そんなときにセフィロスのことを知り、強くなればティファに認めてもらえるかもしれないと思うようになった。

これがソルジャーになろうとした動機。

 

これはクラウド達が8才のときの記憶。

そのときの思い出がティファにもある。

つまりクラウドの幼少期の記憶は5年前に作られたものではないという証明になる。

もう一度、ニブルヘイムの記憶へ。

今度の記憶は魔晄炉。

セフィロスに斬り伏せられたところにかけつけたのはクラウドではなく、ザックスという名のソルジャーだった。

セフィロスと一緒にニブルヘイムに来たのはザックスだった。

では何故クラウドがこの光景を覚えているのか。

 

全ての謎が明らかに。

クラウドは一神羅兵としてニブルヘイムに来ていた。

ティファはクラウドがソルジャーになっていると思っているから、まさか傍にいる神羅兵がクラウドだなんて微塵も思わない。

クラウド自身もソルジャーになると言って出ていったのになれなかったのが恥ずかしくて、誰にも会いたくなかったわけで。

多分、帽子も深々と被ってティファに分からないようにしてたんだろうね。

 

ライフストリームから帰還したクラウドから、改めてみんなに説明してくれる。

まとめですね。

カームで話した5年前の出来事やソルジャーとしての話は、ジェノバ細胞が創り出した幻想。

大見得切ってニブルヘイムを出ていったのにソルジャーにはなれなかった。

それを恥じたクラウドは親友だったザックスから聞いた話と、自分で見たことを混ぜ合わせて幻想の自分を創り出した。

その自分を演じ続けた。

クラウドが強かったのは、宝条のセフィロスコピー計画自体がソルジャーを創るのと同じやり方だったため。

 

 

クラウド復帰!

これでやれることが一気に増えました。

まずはリミット技の回収に行こうかな?