青汁のドキュメンタリーCM | ショッピングの人類学

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ぼけっとテレビを見ていると、いつのまにやらドキュメンタリー番組がはじまっている。

ある男性が、韓国から日本に渡って、大阪の焼肉激戦区・鶴橋で店をだすお話。
辛い修行時代、運命の出会い、貧困、妻の病気、店の繁盛、家族のしあわせ、などなどを淡々と描いている。
しかし、後半になって、妻が病気から回復し、店を手伝いながら、厨房で青汁を飲んでいる場面がでたとき、直感的にわかった。

やられた、これは青汁のCMだ!

案の定、「~さんが健康を保っているのには秘密があります」というナレーション。
次の場面では、家族そろって青汁で乾杯しているではないか。

これがいいたいがために、ここまで引っぱるか!
10分ほどの番組だったと思うが、ホロっとさせておいて、最後に思いっきり宣伝する、「ドキュメンタリーCM」とでもいう分野が登場した。

ちなみに、「青汁.COM」によると、「青汁」とは、「緑黄野菜をすりつぶしたもの(野菜の絞り汁)」の総称だという。
どこかが商標登録しているものかと思ったが、「青汁」という商品は、誰が製造してもいいわけだ。