現在の日本の原発の原子炉の数は、世界的に見てどの程度か。
多い順に、104基の米国、電力の8割を原発で賄うという59基のフランス、3位が54基の日本となる。
世界的には、30ヵ国で438基が稼働、31ヵ国で202基が建設・計画中、36ヵ国で342基を構想中という。
このように原子力はウランが入手し易い、二酸化炭素を出さないので地球温暖化に最適といわれ推進する国が増えていた。
火力は石油、石炭、天然ガスの価格が高く、水力は雨しだい。このため電力会社は供給責任を果たすため、水力、火力、原子力の三つをうまく組み合わせていた。
太陽光や風力などは全体の1%に過ぎないという。
福島の事故で原発のリスクが再び明らかになった今、ドイツ政府が「2022年までの脱原発」を決めたように、世界の流れは変わるだろう。