今年の梅雨はきわめて男性的だ。


デンデンムシムシ、カタツムリと遊んだかたつむりが、何時の頃かいなくなった。

ツノダセ、ヤリダセ、アタマダセと、突付くと目のついた触覚を引っ込めるのがおもしろく、子供の頃よく遊んだ。


メダカもデンデンムシもいなくなった。代わりに自然文化遺産として、小笠原諸島が登録された。


人間のやることは・・・。





原発は立地自治体に、国の交付金や税収といった形で、多額の原発マネーをもたらす。


我が県の前知事が、

「原発は迷惑施設。誘致によって地域振興が図られるというメリットがないと、どこも手を挙げない」、

と指摘したように、原発のリスクは分かっていた。


前福島県知事は、

「原発で地元がいい思いをするのは30~40年。次世代に高レベル放射性廃棄物や廃炉待ちの原子炉が残る。原発とは世代を超えて共生できない」、

とするという。


2人の前知事の言葉をよく考えてみたい。





日本では運転を終えた原発は、解体撤去して跡地を再利用するのが基本方針という。


廃止措置では、原発内の使用済み核燃料を再処理施設などに搬出する。

次に、主な配管や容器内に付着した放射性物質を化学物質で取り除く作業をする。その後、5~10年間、安全貯蔵し放射能レベルを下げた後、建物内部から解体撤去する。


電力会社はこの廃炉費用を電力料金として徴収、積み立てているが、今度の事故の場合一企業では負担しきれず、国つまり我々が関与することになろう。


全国あちこちに散らばった原発。我が県にも伊方原発があるが、国の方針いや米国の方針とはいえ、事故が起こりそれに対するお粗末な対応を見てしまった今は、脱原発に向かわざるを得ないのではないか。






新聞に載った第五福竜丸と乗組員の写真と、ビキニ環礁という地名を想い出すが、ここで米国が水爆実験を行なったのは1954年のことだった。


このビキニ環礁の東方約150kmに、マーシャル諸島の一つロンゲラップ環礁がある。此処の住民は避難指示が無いまま「死の灰」を浴び、2日後になって避難した。

米国が1957年、安全宣言を出したため住民の多くが島に帰った。その後、癌発症や障害児の出生などが相次いだため、1985年全員他の環礁や島に移住した。

1996年、マーシャル諸島共和国と米政府は、汚染土除去やインフラ整備などを行い、元住民を再復帰させる計画に調印した。


今も帰島問題は続いてる。50年以上経っている。福島の事故がどうなるのか、思わずにいられない。







今治市教育委員会主催の本年度の大学公開講座が、今治明徳短期大学で行なわれるというので参加した。


講座名は、「英語を使ってみんなで楽しむ頭の体操」で、講師は、kkアミックインターナルの玉井里美社長である。


氏は同時通訳もされており、先般、今治市で行なわれた船の会議の写真など特に良かった

英語塾も経営されているとかで、子供の教育は早ければ早いほど良い。ネイティブ以外で英語を喋る人が増えた今は、各国の方言丸出しを気にすることは無いなどと言われ興味深かった。


他人の話を聞くのは楽しいことだ。