勝手に推測する2011年の国内音楽シーン | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

何が流行するか分らない混沌の時代?

この3連休、ゴルフ以外にしたことといえば「腰痛の治療」(治療といっても湯船に長く浸かることぐらいだけれど)に少しの読書に年賀状の整理と「寅さんDVDマガジン」の第一巻を見たことぐらいで、比較的ノンビリと過ごしている。

1月6日に第一巻が発売された「寅さんDVDマガジン」(松竹×講談社)は素晴らしい!

喜怒哀楽を隠さない、嘘偽りのない、下町の人情。

特に寅さんが20年ぶりに故郷柴又に帰ってくる第一作は傑作だと思う。

見ていて涙が止まらない。

昔は、この作品に出てくるような人が近所に大勢いた。

他人の子供のことまで本気で心配するお節介なオバさんや本気で子供を叱りつける怖いオジさんが。

皆、真剣だったように思う。

見て見ぬふりなどできなかったのだろう。

日本人っていいなあ~と素直に思ってしまった。

講談社はディアゴスティーニのやり方を踏襲。

創刊号が790円で2号以降48号までが1,590円で、2巻の特別編が付き全50タイトルは圧巻!

ただのDVDマガジンではない。

時代背景や作品の裏話等に触れているのは当然として、この企画には2つの強力なセールスポイントがある。

1.大の寅さんファンである立川志らく師匠による各巻の見所紹介。寅さんオタクの落語家が話すだけに、これが面白い!

2.山田洋次監督書下ろしによる寅さんの少年時代と副題がついた小説「けっこう毛だらけ」の連載

これにDVDがついて1,590円はホント安いと思う。

先日「雑誌広告協会」の新春パーティーで講談社の野間副社長にお会いし、このシリーズをベタ褒めしたら、とても喜んでいた。

ターゲットは我々のような50代以降のシニア世代。

この世代の購買力は、自分で言うのも何だが、旺盛だ。

DVDも買うし、CDも買う。

ゴルフクラブも買えばスマートフォンや靴も買う。

でも、殆どがアマゾンや楽天市場で買ってしまう。

昨日も楽天市場でビジネスバッグを購入したばかりだ。

そんな時に今年の音楽業界を予想する特集がテレビ朝日で放送されているのを見て刺激されたのか、自分なりの注目アーティストを勝手に紹介してみたいと思った。

なぜなら、このままだと日本の音楽シーンは男女とも韓国のK-POPアーティストに蹂躙されかねないという危機感。

これではサムスンやLG電子などにやられまくっている日本の家電業界と同じではないか。

日本のCDマーケットは落ち込んだとはいえ、年間3,000億円以上あるが、韓国のそれは120億円程度しかないのだから、彼らが日本市場を含むアジア市場を初動のターゲットにするのはよく理解できる。

音楽業界紙オリコンによれば、昨年日本でKARAが13億円、少女時代が8.8億円を売り上げている。

アジア諸国を制覇して人気を高め、コンサートの収入で大儲けするという図式で、彼らの次の目標が中国と米国にあることも歴然としている。

だから韓国でデビューするアーティストは母国語の他に日本語、中国語、英語をしっかり勉強する。

その根性は半端ではない。

このハングリー精神が日韓の差を生んでいるのだと思う。

そんな日本の音楽シーンで今年売れて欲しいなあ~と思うアーティストがいるので、独断的に紹介してしまいます。

それはピコ

下は、私が最初にニコニコ動画で見た映像です。

「時代の気分」を思いっきり感じました!

ちなみにピコは男の子です。



男の子の声と女の子の声のを両声を持っていること。

ニコニコ動画への投稿から人気が出たこと。

完璧に草食系です。

どうです?

時代の気分ムンムンでしょう?

次は代表曲「Story]です。



最後にキューンからメジャーデビューした「勿忘草」です。

私はこの曲が一番好きです。



なんか、売れそう。

大ヒットはしないと思うが・・・・・・・・

今のアーティストの気分がよく出ていると思う。

シニア市場と両声類のピコ。

両極端ですが、今年の音楽業界のキーワードだと勝手に思っています。

あと、「アゲ嬢」がヘビメタをやっている「アルディアス」もいいね!