B級エンタテインメントの素晴らしさを堪能
久しぶりにゴルフ場でプレーしました。
8ケ月ぶり、今年3回目。
しかし、スコアは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
惨敗でした。
前半は14パットで54.
後半は23パットで57.
どういうことかと言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前半はワンパットが4回あったにもかかわらず、ショットが乱れた。
後半は3パットが4回あったけれど、ショットはまとまっていた。
これではね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、先週、またまた素晴らしいB級エンタテインメント作品を観ました。
素晴らしい映画ではなく、素晴らしいB級映画です。
そこんとこヨロシク
シルベスター・スタローン監督主演の「エクスペンダブルズ(消耗品)」です。
この映画、ひとこで言うと「筋肉同窓会」。
スタローン得意の傭兵モノです。
正直言って仕事と仕事の間の時間つぶしで観たのですが・・・・・・・・・・・
意外や意外、面白かったです。
B級映画の監督は自分の力量と人を楽しませるコツをよく理解している人が多いように思います。
クエンティン・タランティーノ然り、初期のリュック・ベンソン然り。
だから、エンタテインメントの必勝パターンを驚くほど分りやすく作品に盛り込む。
むしろてんこ盛りに近い。
「エクスペンダブルズ」はその典型です。
だって筋肉のてんこ盛りだから。
つまり、監督自らが自分の力量を理解し、押さえるところはキッチリ押さえているということではないでしょうか。
政治家だってそうだと思う。
自分の力量が決してA級ではなくB級だと理解していれば、まずキャスティングにこだわった人事を行い、国民に分りやすいメッセージを発し、押さえるツボを外さない。
菅首相の行動や発言を見たり聞いたりしていると、まず良くないのは自分がB級の政治家だという認識がない。
最もその典型が前総理でしたが・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だから仙石官房長官、岡田幹事長、前原外務大臣といったキャスティングのミスを犯す。
いま、この3人が首相の足を引っ張っているとしか思えない。
国民に分りやすいメッセージを発していない。
国会議員の定数削減や消費税は国民に分りやすいメッセージなのだが、発言の後腰が引け、その発言の責任をとろうとしない。
尖閣諸島問題や北方領土問題でも国民のツボを抑えた発言ができずに右往左往している。
菅さん、あなたは他人を批判ばかりしてのし上がってきた単なるB級の政治家なんですよ。
そこんとこ勘違いしてませんか?
いくらA級のフリをしたって、国際会議でいつも作り笑いをし、オドオドしている様子は国民にそのB級ぶりが分ってしまうのです。
だったら、せめて国民をエンタテインメントの世界に引きずりこむような演出をしたらどうでしょうか?
シルベスター・スタローンのように。
その意味で、小泉純一郎という政治家は、己がB級の政治家だということをよく理解していたと思う。
だから・・・・・・
閣僚や幹事長人事では意表を突いた。
「郵政民営化」という分りやすいメッセージを発した。
いつしか国民を「小泉劇場」と呼ばれる、極めてB急エンタテインメントの世界に引きずり込んだ。
B級にはB級なりのやり方があるということです。
来週はB級とは正反対ともいえるラース・フォントリア監督の話題作「アンチクライスト」の試写会レポートを行います。
こうご期待!