原作も面白かったが、映画も良かった!
ようやく観た。
今年の上半期の邦画では最大のヒット作品になるかもしれない。
1週間前、東宝担当の部長に聞いた時点で興行収入が35億円超え。
最終的には40億円を超えることは間違いないだろう。
邦画作品で興行収入が40億円超えというのは大ヒットの部類に入ります。
映画も良かったけれど、音楽が印象的でした。
主題歌がRadioheadです!
これも驚き!
「Last Flowers」・・・・・・・・・・・・・印象的でした。
この作品の製作委員会メンバーを見ると、
東宝、博報堂DYメディアパートナーズ、フェイス・ワンダーワークス、双葉社、日本出版販売、ソニー・ミュージックエンタテインメント、Yahoo!JAPAN、TSUTAYA
この顔ぶれを見て、何か気がついた人は相当業界通の人です。
東宝は配給会社。
博報堂は広告代理店。
双葉社は原作を出版した会社。
ソニー・ミュージックも珍しいですが、音楽関連です。
ヤフー!は最近、やたら映画に出資しています。
日本出版販売とTSUTAYAは流通。
最後にフェイス・ワンダーワークス。
どうしてこの会社が製作委員会に参画しているのか分りません。
フェイストというのはモバイルビジネスで大成功を収め、最近日本コロムビアという老舗のレコード会社を買収した平澤代表の会社です。
このフェイスの100%子会社がフェイス・ワンダーワークス。
音楽配信の「ギガネットワークス」と独立系配給会社「デスペラード」が合体してできた会社です。
ヘラルドから独立した坂上さんが社長を務めたデスペラード。
私の会社からも数人が移籍しましたが、経営に行き詰まり、合併してフェイスグループ傘下になったわけですが、どうして「告白」の製作委員会に入っているのでしょうか。
ここまでは委員会メンバーの紹介です。
何が今までの製作委員会と違うのか」?
気がつきましたか?
答えは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
委員会にテレビ局が入っていないということです。
近年の邦画ヒットは殆どにテレビ局が出資し、前宣伝で煽ります。
特に東宝はこの手のやり方の先陣を切っている配給会社です。
今回、非情に珍しいと思いますが、テレビ局の力を借りずにこれだけのヒット作品にしたということは、原作、脚本、演出、キャストの力だということです。
映画本来のあり方です。
これには大拍手
映画も面白いです。
松たか子、怖いです。
満足度85点。