北野たけしはナゼ「OUTGAGE」を撮ったのか?
最後まで分かりませんでした。
OUTRAGE。
辞書には「侮蔑や非道に対する激怒」とあります。
確かのこの作品に出てくる人物は、みな「コノヤロー!」を連発します。
「ワカッテルノカ、コノヤロー!」。
カンヌ映画祭で、ただただ暴力的行為が繰り返されるこの作品の上映途中で席を立った外国人が多かったと聞きましたが、私もその一人でした。
途中で気分が悪くなりました。
脚本も良くない。
北野武の映画はフランスを中心とするヨーロッパ各国で日本以上に高く評価されています。
それは、人間を優しい眼差しで見つめる静かなリリシズムにあります。
しかし、国内では評価こそあるもののヒットしません。
興行的に成功しないのです。
だから、北野武は売れる映画、ヒットする映画を作るべく「暴力」をテーマにしたと自ら語っていました。
う~ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それで売れるのかな?
分らない。
ナゼ?
が、この作品には多すぎるのです。
多くの役者が出ていましたが、大親分の下で忠義を尽くすNo.2役の三浦友和が良かった。
実はこの男が一番のワルなのですが、こういう役を演じるときの三浦友和の表情は実に素晴らしい。
観たい映画の一つとして気になっていた作品だけに残念です。
追伸
先週、私のレコード会社時代の仲間で58歳のディレクターM君が52歳のキャリアウーマンと再婚しました。
二人合わせて110歳。
私のゴルフのスコアみたいです
二人ともバツイチ同士で、女性には23歳の長女と19歳の長男がいます。
58歳になっていきなり二人の子持ち。
どうなんでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも愛し合っていれば、関係なし!
レコード会社の宣伝部時代、M君とは朝から晩まで一緒に過ごし、当時は家族と過ごす時間より彼と過ごす時間のほうが圧倒的に多かったように思います。
共に働く仲間を信じ、助け合い、時に励ましあいながら仕事をしていました。
そういう仲間がチームとして支えあっていたのです。
新郎になるM君は高橋真梨子の元ディレクターで、まさにそういう環境の中で数多くのヒット曲を生み出しました。
レコード会社が存在の意義とイニシアティブを持っていた良き時代でした。
それにしても会場に集った紳士・熟女の皆さん。
いやはや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・元気です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして、みなさん若い。
大人たちが繰り出しての二次会。
大人にしか分らないユーモア溢れる会話。
大人ゆえの理性のきいた酔い方。
大人だからこその笑いと涙。
私は途中で失礼しましたが、この日の宴会は三次会まで続いたそうです。
アラ還世代の男性とアラフィフティ世代の女性たち、み~んな元気です!!