「ありがとう」という言葉について | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

いよいよ今年も終わりが近づこうとしています。

年内のブログの更新もあと1~2回でしょうか。

いま私の横にあるテレビでは「墓碑銘2008」という今年逝った人の特集を放送しています。

こんな人、あんな人・・・・・数多くの人が亡くなりました。

テレビをBGM代わりにつけながらインターネットを使う・・・・もう当たり前になってしまいました。

年末のある日、某居酒屋のマスターに言われたことが気になリここで紹介することにします。

その居酒屋はマスターの大学時代の仲間やOB、先輩、後輩が多く集まる店です。殆どの客がマスターと同じ大学を卒業した人と言っても過言ではありません。

大学を卒業して何十年も経つと、当時は先輩、後輩であっても会社での役職なども異なり、それこそ大企業の役員になった後輩もいれば定年前にリストラされた先輩もいます。

このお店には様々な人が集うのですが、その中の一人にAさんというマスターの学生時代のサークルの後輩がいるそうです。

この方は先の例で言うならば前者、つまり大企業の役員になられた人です。

彼がこの店に来て、お酒を注文する。彼の先輩であるマスターがお酒を持って行くと、必ず「ありがとう」というそうです。

マスターは、この「ありがとう」が気に入らないと言います。「失礼なやつだ!」と怒っていました。

私にはマスターが怒る意味がしばしの間分らなかったのですが、こういうことなのだと思います。

マスターはあくまでもAさんの先輩です。確かに後輩から「ありがとう」と言われたら・・・・・・・せめて言うなら「ありがとうございます」ではないでしょうか?

マスター曰く、Aは勘違いしていると。

学生時代に同じサークルで過ごした同期生に対しても「Aは君づけでよんでいる。学生時代には呼び捨てだったはずなのに」

そういうことなんですね。マスターが「ありがとう」と「君づけで呼ぶ」ことに怒っている意味は。

確かに私の場合、会社で年の離れた上司か、学生時代の先輩か同期の女性以外で「君」づけで呼ばれることはありません。

同期の仲間は呼び捨てか、それほど親しくない人の場合は後輩でも「さん」づけでよんでいます。

学生時代の先輩・後輩の関係は、社会に出て、どのような立場になっても先輩は先輩なのです。

お店での「ありがとう」についてある人がブログでこう書いていました。

店員に「ありがとう」という人が大嫌い。見ててイラッとします。会釈ならいいんです。私もするし、感じいいです。でもなんで声に出す?知り合いでも何でもないのに馴れ馴れしくない?と思います。(略)でも、年配の方とかが笑顔で「ありがとう」と言ってくれたら素直に嬉しい。

この「年配の方とかが」という点がポイントではないでしょうか。

この居酒屋のマスターもAさんが先輩ならば「ありがとう」を気にしなかったのでしょう。

気をつけましょう、「ありがとう」と「OO君」という呼びかけに。