こんな名曲を演奏できるのも・・・・・・・・
私が大学時代の仲間とマンドリン・ギター・アンサンブルを結成し、今年の11月に第2回目のコンサートを新橋の内幸町ホールデで行うことは、以前このブログでも紹介しました。
クラシックとマンドリン・オリジナルとポピュラーという3部編成が基本のプログラムです。
そこに今回新たに加わった曲がモーツァルトの「クラリネット協奏曲イ長調」なのです。
この不朽の名曲の、それも最も美しいと言われる第2楽章「Adagio」をやってしまうというのですから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この協奏曲は1791年の秋に書かれました。
モーツァルトはその年の12月に死んでいますから、死の直前に書かれた曲ということになります。
そういうことを意識してこの曲を聴くと、メジャーなのにどこか物悲しく、まるで天国に導かれるかのような安らぎを感じます。
http://www.voiceblog.jp/andotowa/226645.html このサイトで試聴できます!
では、誰がクラリネットソロを吹くのか?
ご安心ください。(だれも心配していないって!)
我々のアンサンブルには、中学のブラスバンド部時代から今日までクラリネットを吹き続けているEクンという達人ががいるのです。
通常、この曲はA管という通常のB♭管より低音域がでるクラリネットで演奏されます。
Eクンは、この日のために何とウン十万円もするA管のクラリネットを買ってしまったのです。
さらに、A管よりも数倍高価なB♭管まで衝動買いしてしまったというから驚きです。
2本併せて、軽く100万円は超えているそうです。
このアンサンブルには400万円もするコントラバスを買った達人や、400万ウォンもするギターを買った達人など、様々な達人が在籍しています。
既に還暦を迎えた人や還暦まじかの人が、概ね高価な楽器を購入しています。
いわゆる団塊の世代の道楽というやつです。
こういうのをまじかにみていると、本当に団塊の世代はお金を持っているんだなあ・・・・・
そして自分の趣味には惜しげもなく大金を注ぎこむことが実感できます。
銀行や証券会社がこの裕福な団塊の世代のお金を取り込もうと、あの手この手で勧誘していますが、どれもこれもあざといような気がしています。
もろに「お金を預けてください」ではなく、預金すると金利の優遇だけではなく、クラシックのコンサートやオペラに年に何回かペアで招待するとか、自分の好きな楽器を購入するサポートをするとか・・・・・・・・・・・・・人を楽しくさせるようなことを企画してほしいと思います。
いろいろ考えれば面白いことがあると思うのですが。
そういう意味では三菱東京UFJ銀行が、KDDIと共同で「じぶん銀行」を立ち上げたという記事を読みましたが、これはネーミングといい、モバイルを使ったサービスの提供といい、イイところを突いてるなあ、と思いました。
ケータイゆえに若い人も取り込めそうだし・・・・・・・・・・・・
正式なサービスは7月中旬からですが、ケータイに特化したサービスが付加されれば、きっと人気を呼ぶかもしれません。
特にKDDI(=au)は音楽に強いですから、ケータイ経由で口座を開設すると、着うたフルが無料でダウンロードできるとか、そんなサービスが付いてきたら楽しいと思います。