天才職人ビリー・ワイルダーと無垢な女優マリリン・モンローの組み合わせは絶品!
若き日のマリリン・モンローです。私の大好きな写真の1枚です。
長かったGWも今日で終わりです。
後半の4日間、特に何をするでもなく過ごしてしまいましたが、最近劇場に通っていないので、ツタヤ・ディスカスで借りたDVD3枚を見ました。
韓国映画「殺人の追憶」とフランス映画「息子のまなざし」。
そして、アメリカ映画「お熱いのがお好き」の3枚です。
前者2つの作品も素晴らしかったのですが、ここではマリリン・モンローの無垢な可愛さに心が奪われ、ドキドキした気持ちに素直に従い、「お熱いのがお好き」を取り上げることにしました。
近くにあった「TSUTAYA]がビルの移転と共になくなってしまい、仕方なくDVD郵送会員の「ツタヤ・ディスカス」に登録。月に一定金額を支払うとDVDが借り放題という謳い文句に釣られたためです。
しかし、一度に借りることができるDVDは2枚。それを見終わって返却した後でないと次の作品を借りることはできません。
ただ、何日借りていてもOKで、返却の期限はありません。一度に20タイトルぐらいをリストに登録しておくと、在庫がある順番に送られてきます。従って人気作品はなかなか来ません。
リストの一番上に登録した「プラダの悪魔」は、いつになったら見ることができるのでしょうか?
さて、1959年のこの作品、主演はマリリン・モンロー、ジャック・レモン、トニー・カーティスの3人。
監督は天才職人のビリー・ワイルダーです。
この作品がいかに勝れているかは、翌年のゴールデン・グローブ賞でジャック・レモンとマリリン・モンローが主演賞を、ビリー・ワイルダーが監督賞を受賞したことでも明らかです。
現題は「SOME LIKE IT HOT」。
まさに「お熱いのがお好き」そのままですが、それならばSOME LIKE HOTでもよさそうですよね?
しかし、このITはなくてはならないのです。
ITがあることによって、「熱い状態にある」というニュアンスになるからです。
アメリカの数え歌「Pease Porridge」の中に
Some like it hot/Some like it cold
という歌詩がでてくるのですが、これは「熱いのが好きだったり、冷たいのが好きだったり」つまり「人の好みは様々」という意味になります。
そういう意味で見ると、女装したミュージシャンのトニー・カーティスとジャック・レモンが女の子だけのビッグバンド「Sweet Sue」に紛れ込んで人騒動起こすことの意味も分かります。
このタイトルの意味が凝縮されたのが、ラスト・シーンです。
大金持ちの老紳士(ジョー・E・ブラウン)に求婚された女装のジャック・レモンとその老紳士との会話。
あなたとは結婚できないわ。(女装のレモン)
Why not?(ブラウン)
だって本物の金髪じゃないのよ
Doesn't matter
タバコも吸うわよ
I don't care
サックス奏者と3年も暮らしているわ
Forgive you
子供も産めないわ
I Adopt some
わからないの・・・・ほら、オレは男なんだ!(ここでかつらをとる)
・・・・Nobody is Perfect
う~ん、粋な会話ですね!
ビリー・ワイルダーの作品は、いつも台詞で楽しませてくれます。
I wanna be loved by you 、but you
Nobode else but you
I wanna be loved by you 、alone
pu pu bi do・・・・・
劇中でモンローがセクシーに歌うシーンでした!
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- お熱いのがお好き〈特別編〉