特集レビュー 「キャプラスク」 | ひでの徒然『映画』日記

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ご訪問頂きありがとうございます。



今年ももう残りわずかですね。



歳を重ねるたびに、

1年が本当に短く感じられてしまいます(T_T)



本格的な寒さとなり、

私も風邪をこじらせてしまいました(^_^;



暖かくしないとね(^-^)



そんなときはやっぱりおでん。


大根。

がんも。

玉子。

ちくわ。


コンビニのおでんもおいしいですよね。

最近、ハマっています(^-^)



ということで、今回は身も暖かくなるような作品を・・・。






あれ?先月の特集レビューと同じですね(^_^;






でも、今回は嘘は付きません。




















「キャプラスク」




















今回の特集レビューを企画して

また1つ、新たな言葉を知りました(^-^)




楽天主義

アメリカン・ドリーム

ユーモア

ヒューマニズム




これらをふんだんに取り入れた

ある1人の監督の作品の総称して「キャプラスク」と呼びます。




もちろん、その監督の名は、




ひでの徒然『映画』日記-フランク・キャプラ監督

フランク・キャプラ監督。





ひでの徒然『映画』日記-或る夜の出来事

1934年に製作した「或る夜の出来事 」で

史上初となるアカデミー賞主要5部門

(作品、主演男優、主演女優、監督、脚本(脚色))を受賞した名監督です。




ちなみに、この記録は、


カッコーの巣の上で (1975)」

羊たちの沈黙 (1990)」


の80回を数えるアカデミー賞の中でも3作のみ。

滅多に達成できない記録です。




しかし、フランク・キャプラ監督の人生は

すべてが順風満帆ではありませんでした。




1920年代は下積み時代と言ってよいでしょう。




1933年、「一日だけの淑女」を製作。

この作品がアカデミー作品賞と監督賞にノミネートされ、

1934年、「或る夜の出来事」で大ブレイクを果たします。




その後、製作した作品はどれもヒット作となり、

アカデミー賞の常連となります。




1930年代はフランク・キャプラ監督の全盛期でした。




しかし、1940年代。

時代と世論は監督から遠ざかってしまいます。




戦争です。




キャプラスクとは間逆の方向へと世界は向かってしまいました。




監督も軍隊に志願し、

「プロパガンダ映画」を数多く製作しています。




そして、戦後。




1946年。監督はキャプラスクの集大成として、

そして、自ら「最高傑作」と自負する作品を製作します。





ひでの徒然『映画』日記-素晴らしき哉、人生!

素晴らしき哉、人生!



しかし、世論は監督のように

まだ人生を楽観できなかったようです。



興行的には大失敗を喫し、監督は自信を喪失してしまいます。

そして、その後の映画製作の意欲にも影響を与えてしまうのでした。




しかし、この作品は再評価され、

今ではクリスマス定番の作品として、

世界中の人々から親しまれています。


フランク・キャプラ監督が想い描いたキャプラスクの世界が

現在になってようやく実を結んだわけですね。




今回の特集レビューは、

そんなキャプラスク全盛期を彩った

1930年代の作品をレビューします。お楽しみに(^-^)