Comment:
「ソウ」シリーズの第4弾。
「ソウ3」でジグソウとアマンダが死に、さて「ソウ4」はどのようなストーリーになるのかと思っていたら・・・。
なるほど。そう来ましたか。
オープニングはグロかった(^_^;
自分の身体までも1つの道具として使うジグソウ・・・コワッ。
ジグソウがいなくても始まる恐怖のゲーム。
ゲームは従来のゲームとほとんど同じなので、今回の主な登場人物を紹介します。
1人目は警察のSWAT隊長リッグ。今まで、ジグソウによって多くの同僚を殺害され、その現場を見てきた男で、「自分が救う」と思っている正義感の持ち主。そのため、家庭を顧みず、妻とは心が通じなくなっています。リッグの行動が今回のストーリーの主軸になっていますが、救済者と思っていた自分がジグソウと同じ思考を持つようになってしまいます。ジグソウ=救済者なのか?救済のための究極の選択に迫られます。
2人目は刑事ホフマン。リッグの良き理解者で死亡したジグソウからのメッセージを最初に聞く人物です。
3人目はFBI捜査官ストラム。一連のジグソウの事件には、アマンダ以外の共犯者がいると推理し同僚のペレーズと捜索します。
4人目は弁護士アート。ジグソウの古くからの知り合いでリッグとホフマンを憎んでいます。
今回のストーリーの焦点として「ジグソウの共犯者は誰か?」というのもありましたが、今までの「ソウ」シリーズを観ていれば、「この人かな?」と判ってしまう展開でしたね(^_^;
でも、そこに行き着くまでの張り巡らされた伏線が、やはり見事!その1つに、今回は「ソウ2」の主要人物であったエリックが再登場します。
あの「ソウ」の舞台となったゴードンとアダムがいたバスルームに閉じ込められた刑事エリックが生きていたのです!生かしていたのはアマンダではないジグソウのもう1人の共犯者。でも、「ソウ4」のエリックは「ソウ2」のときのような勇敢な刑事の面影はありませんでした。あの状況では当然ですが・・・(^_^;
ストーリー終盤。ジグソウの共犯者に捕まってしまったエリックとホフマン。そして、2人を監視する共犯者らしきアートがいる場所にリッグが2人を救いに、そして、リッグをジグソウの共犯者と疑い、後を追うストラムがやって来ます。
しかし、そこにもう1人の男がいました。
「ソウ3」の主要人物であるジェフです。最愛の息子を交通事故で亡くし、事故に関わった人物に復讐することを誓った男です。
ここで、思考がゴチャゴチャになってしまいました。
なぜなら、ジェフがゲームしているときには、まだジグソウが生きていたからです。
「ソウ」から「ソウ3」までのストーリーさえもすべて伏線にしてしまう「ソウ4」。
「ソウ4」を観る前に「ソウ」から「ソウ3」を観ておくと、「ソウ4」のストーリーに深みが一層増すこと間違いなしです。
オープニングで語るジグソウのゲームへの招待状。
始めは、これから参加するリッグ、ホフマン、ストラム、アートへの招待状だと思っていましたが、ラストにもう一度同じ招待状を聞かされたとき、その考えが違うことが判ります。
今回、生き残った人物たちが「ソウ5」にも登場するのでしょうか。
ゲームに助かった人物。
夫レックスを何のためらいも無く犠牲にして生き残った妻モーガンはアマンダ以外に助かったある意味恐ろしい人物です。
閉じ込められた人物。
エリックと同じ運命を辿ってしまうのでしょうか・・・。
そして、ジグソウの共犯者。
彼が今後の首謀者になるのでしょうか。それとも、彼も実はジグソウのゲームの参加者なのでしょうか・・・。
ジグソウの元妻ジルも怪しい雰囲気を漂わせています。
「ソウ5」では誰がゲームに参加し、誰が誰を操っていくのか。
「ソウ5」を観るときは、「ソウ」から再び観てみようと思います。
Title:
SAW Ⅳ
Country:
USA (2007)
Cast:
(Jigsaw/John)TOBIN BELL
(Hoffman)COSTAS MANDYLOR
(Agent Strahm)SCOTT PATTERSON
(Jill)BETSY RUSSELL
(Rigg)LYRIQ BENT
(Agent Perez)ATHENA KARKANIS
(Art)JUSTIN LOUIS
(Lamanna)SIMON REYNOLDS
(Eric Matthews)DONNIE WAHLBERG
(Jeff)ANGUS MACFADYEN
(Amanda)SHAWNEE SMITH
Director:
DARREN LYNN BOUSMAN