過去ログ:2006年1月14日(土)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス
クレーン作業員のレイは、離婚した妻に引き取られている子供達と会うことに。そんな中、突然、落雷が連続的に発生する。あらゆる電気・通信機器が使用できなくなり戸惑う住民達。しかしそれは「かれら」の虐殺と破壊の序章に過ぎなかった・・・。レイは子供達を守りながら、はたして妻の元へ辿りつくことはできるのか。そして、「かれら」との決着は・・・?
Comment:
人は危険にさらされると、他人を犠牲にしてまでも助かりたいと願うのだろうか。そんな中、レイは人として、そして父としての自覚に芽生え始めたのかもしれない。
One More:
スティーヴン・スピルバーグ&トム・クルーズの強力タッグのこの作品ですが、SF映画と思って観てみたら家族愛をテーマにした映画だったようです。「トライポッド」との戦闘シーンがもっとたくさんあれば良かったと思うのですが、何の取り柄もないバツイチ男が主人公だから仕方ないのでしょうね。
でも、「宇宙戦争」というタイトルには騙された感じがしました。宇宙で戦うシーンなんてありましたっけ?
さらに、ラスト・・・普通、侵略する前に地球の環境ぐらい事前に調査するのでは?・・・製作費1億3300万ドル(約138億円)を投じた作品のラストにしてはあまりにお粗末でした。
唯一の救いが、迫真の演技が光ったダコタ・ファニング。あの驚くさまは鬼気迫るものがあります。
あと、ティム・ロビンスが演じた役は、演技派の彼でなくてもよかったと思うのですが、何故出演を決めたのでしょう・・・不思議です。
ストーリーはイマイチでしたが、その時代の最新CG技術を魅せてくれるスティーヴン・スピルバーグ監督作品。今度は「未知との遭遇」など監督自身の作品をリメイクしてほしいですね。
追記:
製作:2005年、アメリカ