1.0(ワン・ポイント・オー) | ひでの徒然『映画』日記

ひでの徒然『映画』日記

映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


1.0(ワン・ポイント・オー)


過去ログ:2006年3月10日(金)

監督:ジェフ・レンフロー、マーテン・トーソン

キャスト:ジェレミー・シスト、デボラ・カーラ・アンガー、ウド・キア、ランス・ヘンリクセン、ユージン・バード


自宅のマンションでコンピュータープログラマーとして働いているサイモン。今は、あるコードの解読を依頼されていて、その期限が迫っていた。


そんなある日、玄関に見知らぬ箱が置かれていた。


箱を開けてみると中には何も入っていない・・・。しかし、その日を境にマンションの住人が次々と変死を遂げていく。そしてサイモンの部屋には、またあの箱が置かれていた・・・。謎の変死、箱の正体はいったい何なのか?


Comment:

このマンションの住人の誰が被害者で誰が加害者なのかまったくわからず疑心暗鬼になりながらもサイモンは謎を突き止めていく。そして気付いたときには・・・。「ナノテクノロジー=見えない恐怖」を描いているはずであるが、マンションの住人や人形「アダム」のほうがよほど怖かった。


One More:

映像がきれいですね。色がセピア色に統一されていてまるで絵画のようです。


カメラワークにもこだわっていて、家の鍵を撮るだけでも少しだけアップにしてみたりと、すべてのシーンが重要ですよと言わんばかりのカット割りをしています。


でも残念。話が何だか尻切れトンボみたいです。観終わった後のスッキリ感がありませんでした。


謎は謎のままで・・・ということなのでしょうか。


サイモン役のジェレミー・シストはどこかで観たことあるなぁと思ったら、ドラマ「シックス・フィート・アンダー」のビリーでした。ドラマだとサイコな役柄でしたが、この作品では廻りがサイコな人々。彼が普通にみえます。



追記:

製作:2004年、アメリカ/ルーマニア/アイスランド



にひひかお