過去ログ:2006年2月12日(日)
監督:アレクサンダー・ペイン
キャスト:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー
作家を目指す英語教師のマイルズと過去の出演作だけをやたら自慢する俳優のジャック。二人は若かりし頃のルームメイト。バツイチのマイルズと結婚が決まったジャックは、式の前に二人で一週間のワイン旅行へ行くことに。
ワイン通のマイルズがジャックにワイナリーでウンチクを述べるたびにジャックは退屈に・・・。ジャックの本当の目的は、式の前に別の女性と楽しむこと以外考えていなっかたのであった。
恋に臆病なマイルズ、女たらしのジャック。そんな正反対の二人が織り成す、少しマヌケで少し切ないおじさん達のコメディ&ロードムービー。
Comment:
マイルズはワインを語るときは饒舌になるが、好意を抱くマヤの前だと何も話せなくなるところがいかにもといったところ。一方、ジャックは次から次へ女性を口説きまくる。何も共通点がない二人だが、お互いの悪いところも良いところも認め合っている。ジャックが強引でなければマイルズはマヤとは話せなかっただろうし、ジャックも女性と問題を起したらマイルズを頼りにしたり・・・二人はこれからも良き親友なのであろう。
それにしても、ジャックの財布を取りに行くシーンは情けなくて・・・笑える。
One More:
この作品は、多くの賞を受賞している評価の高い作品です。
でも脚本は、それほど秀逸な感じはしなかったのですが・・・。
主役のポール・ジアマッティは良かったですね。微妙な心の描写を繊細に演じています。
マヤ役のヴァージニア・マドセンも逞しく生きる女性を好演。
ワイン好きな大人のための作品です。
追記:
製作:2004年、アメリカ/ハンガリー
第77回アカデミー賞 脚色賞
第62回ゴールデン・グローブ 作品賞(コメディ/ミュージカル)、脚本賞
第30回LA批評家協会賞 作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞
第71回NY批評家協会賞 作品賞、男優賞、助演女優賞、脚本賞