過去ログ:2006年7月31日(月)
監督:キャメロン・クロウ
キャスト:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト
シューズメーカーのデザイナーのドリューは、若手期待のホープ。しかし、自らデザインしたシューズが専門家から失笑を買い、すでに製造ルートにまで乗っていた商品はすべて返品されることに。その損失額はなんと10億ドル!!ドリューは責任を問われ解雇される。人生の中の大きな失敗に耐えかねてドリューは自殺しようとするが、そこに1本の電話が・・・。妹からのその電話は、父の急死を告げるものだった。しかし、父の遺体は母と妹の家になく、遠く離れたエリザベスタウンにあるという。ドリューは父の遺体を持ち帰るべくエリザベスタウンへと向かうのであった・・・。
Comment:
人生の奈落の底に突き落とされたドリューは、今まで信頼していた同僚や恋人にあっさり裏切られてしまう。しかし、旅の途中で知り合うCAのクレアとの出会い、そして、エリザベスタウンの人々とふれあい、生きる糧を見出していく。すべてが父であるミッチの死によって、もたらされたことだ。ミッチはドリューの代わりに亡くなったのかも知れない。親は偉大である。
One More:
オーランド・ブルーム主演のこの作品。彼が主演の作品を初めて観ました。しかも現代劇。
彼のイメージは剣や弓を武器に敵を蹴散らすイメージが強いので新鮮でした。
まぁ、それにしてもカッコいいこと。他の俳優さんがおじいさんばかりなので、その端正な顔が引き立ちます。
何でも、彼が出演している作品で興行収入が1億ドルを突破したのが「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト」で7作目になったそうです。しかし、すべて主演ではないそうで・・・それはそれですごい。
ドリューの心の支えになるクレア役にキルスティン・ダンスト。彼女、良いですねぇ。役に恵まれています。クレアは、ドリューに一目惚れしたのでしょうかねぇ。完全にドリューはクレアの術中にはまっていましたね。おそらく、クレアの行動はすべて計算されたもので、クレアの彼「ベン」は空想の人物だったのでは?でも、嫌味のない彼女の振る舞いに、きっと男だったら誰でもクレアを好きになってしまうのでしょう。私もそのひとりだったりしますが・・・ ^_^; あんな手の込んだ旅行計画をいつの間に作ったのでしょうね。
スーザン・サランドンやアレック・ボールドウィンも出演していますが、あまりの脇役ぶりにビックリ!
ドリューの母親役のスーザン・サランドン。なぜ、この役を引き受けたのでしょうね。スピーチのシーンは必要だったのでしょうか?
シューズメーカーの社長役のアレック・ボールドウィン・・・太りました?
追記:
製作:2005年、アメリカ
10億ドルもの損失額を出して自殺まで考えたドリューが、ラストではそんな素振りは微塵も見せません。
ヒューマンドラマかと思いきや、ラブストーリーに転換してしまいました。
10億ドルもの損失額を出したのに、あっという間に気持ちの整理が付いたようです。
でも、これから彼はどのように生活するのでしょう。デザイナーとしては働けないでしょうね。映画の中の話なのに、つい真面目に考えてしまいます。
この作品でキルスティン・ダンストが好きになりました。彼女を見ているとなぜか元気になります。
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