ティム・オライリーの言葉 | ひでの徒然『映画』日記

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グラデュエーション デイ


「グラデュエーション デイ」
この本は、大学の卒業記念講演で著名人が卒業生に贈ったスピーチ集です。


コンピュータ書籍出版社、オライリー・メディア社の創設者・CEOであるティム・オライリーは、「Web 2.0」の提唱者であることでも有名です。


Web(インターネット)が普及し始めた頃は、情報を送る人(ホームページの管理者など)と情報を受け取る人(ホームページの閲覧者など)という一方通行的な情報発信だったのが、近年、送信者と受信者の隔たりがなくなり、双方向に情報が発信できるようになりました。


この「ブログ」もその一つですよね。


このWebの使い方の変化を「Web 2.0」と呼称し、利用者が相互に情報発信していけば、情報の量が次第に増え質も高まり、サービスも向上するという概念をティム・オライリーは提唱しています。


最近だと、この「Web 2.0」という語句を引用してNTTドコモが「DoCoMo2.0」というフレーズを使っています。

今後も何か変化が起きると「~2.0」というフレーズがチラホラと出てくるかもしれませんね。


さて、このティム・オライリーのスピーチには共感できる言葉がたくさんありました。



2006年5月13日、カリフォルニア大学バークレー校の卒業記念講演にて。


「何をするにしても、自分が何を本当にしたいのかを考えてください。皆さんが起業するのであれば、自分の価値観について時間をかけて考えることが、よりよい会社をつくるのに役立つはずです。皆さんが誰か他の人のもとで働こうというのであれば、自分の価値観について時間をかけて理解することが、働くのに適した会社なり組織なりを見つけるのに、そして、よりよい仕事をするのに役立つはずです。」 ※以上、「グラデュエーション デイ」より一部抜粋。



自分の価値観って何だろうと考えたとき、パッと浮かぶのは「コミュニケーションの大切さ」です。仕事柄、コミュニケーションが必要不可欠なもので、それは、お客様に対してもまた同業者との繋がりにしても「コミュニケーション」によるものが大きいからです。先日、同業者の方々とセミナーを含めた交流会があり、同業同士が潰しあうのではなく相互に連携しながら成長していく大切さ、必要さというのを改めて感じました。


ただそれには、何もせず黙っていればというわけでもなく、さまざまなスキルも含めて自分自身を磨いていく必要があり、それは中々難しいことでもあります。でも、何もしなければそこで終わりです。少しずつでも何かしらのアクションをしていこうと日々努力しています。



あれ?コレって、つまり「Web 2.0」と同じ概念?ティム・オライリー、恐るべし!