弊社が今年目指すところ | バンコクで働く社長のBLOG

弊社が今年目指すところ

先月29日(土)から始まった正月休みは、早いものでもう終わってしまいました。タイでは多くの企業が、1/2が仕事始めです。もちろん銀行も1/2から営業しています。銀行の営業日に稼働日を合わせている弊社ですが、大手お客様のカレンダーに合わせる意味で、ウチも1/3~のスタートとしました。




妻がクリスマスにバンコクを訪問しておりましたが、年末年始は日本に帰国していたため、静かな年末年始を過ごしました。会社が始まると手間のかかる社員もいるため、なかなか自由な時間がなく、仕事を少しでも正月休みに終わらせようと思うと、結局毎日事務所に行っておりました。




僕はあまり目標を立てないで、今できる事をめいいっぱいやってみるという方針ですが、一年の始めに何かターゲットを決めるのも悪くはないかなと思い、頭で考えている大きな目標を書き出しておこうと思います。




中小企業が中小企業から脱却するためには、幾つかの必要条件があるようです。詳細は、http://ameblo.jp/liveinhills/ とかを見ていただくと分かると思いますが、感覚的にも普通に事業を最大限伸ばすのとは別に、クォンタムジャンプが必要だと思います。ウチのように受託の生産管理システムの開発なら、その分野で首位になることは大変重要なのですが、社会の流れを先取りした形で、新しい分野で大きく勝たないと、いつまでも小さいままで終わってしまうかなと思います。小さく続けることすら難しい時代ですから、無茶な悩みですが。




これを絵にすると、下の③のようなイメージです。横ばいで推移するのも難しいですが、①は毎年着実に成長。でも、これはあんまりないでしょう。直感ですが。②のイメージの会社は知ってます。タイミング、しっかりとした技術力で力をつけてきて、ある時突然時代の流れでその会社に有利な大きな仕事が入ってくる場合でしょう。僕も②のような成長ができればと思ってましたが、実際に感覚的には、③のイメージかなと思います。社員数で考えると、5人から30人にジャンプするようなイメージです。




会社の成長カーブ



今年の前半は既存の生産管理システムの開発強化と合弁事業の実現です。生産管理システムは、一度お会い頂いてこちらから提案をさせて頂くと、『ん~こんな提案聞いたことがない。』と仰って頂けることが多いと分かってきました。どこの工場でも、パッケージのありきたりの説明に飽き飽きしているのでしょう。(もちろんパッケージ信者の方はいくらお話ししてもダメでしたが。)なので、かなりの工場に受け入れて頂けるとは思いますが、問題は僕しかできないこと。工場の現状とか将来とか、予算とか、現在のシステムとかを考慮して一週間くらいで提案書を書くというのは、なかなかできません。今のところ、この部分をタイ人にやって貰おうとは思いませんね。量産もITも両方経験していないと、工場責任者の人はウンと言いませんから。なので、タイ人にはしっかりとしたITの技術力を更につけて貰おうと思います。




合弁事業は弊社の柱の事業であり、今年の大きな目標です。上半期で一社、下半期で一社、できれば良いなと思います。合弁相手は日系企業が基本ですが、下半期はタイ以外でやりたいと考えております。弊社の強みは何か?ですが、決してITの技術力ではないです。(不信に思わないで頂きたいですが。)日本人(日系企業)が海外でビジネスをするという仕組みが強みだと考えています。だから、今後絶対に増えていく途上国への製造業の進出に、弊社としてはこの強みを引っさげてどこへでも進出したいと考えております。(今のところ、ロシア、ブラジル、インド、ベトナム、UAEを考えています。)ちなみに一次生産品を製造する会社さんはかなりこれらの国の生産能力強化を考えておられるようです。ITを中心に海外展開してゆき、タイでの製造/生産受託から世界各国への展開をしたいと考えております。ちなみに良く聞かれますが、基本的にはサービス業とかBtoCのように一般顧客への事業展開は今のところ考えておりません。理由は、僕が感覚で分からないから!。





長々と書きましたが、こういう目標が立てられるのも健康と家族、それにお客さんがあってのことですので、人間としての基本を見失わずにやって行きたいと考えております。今日は仕事始めで、社員や協力会社の方がいろいろなものをくれました。本当に良く分からないものをくれます!。一人はポケットカレンダーをくれました。クレジットカードサイズ紙のカレンダー。別の方はオレンジジュースをくれました。まあ、一番分かりやすかったのは、総務のジープさんのくれたチェンマイのイチゴとミニ傘でしょう。チェンマイのイチゴは固いけど素朴な味で上手いです。皆さん、僕は何もあげてないけれど、Thank you!!



チェンマイのイチゴと傘


本年も宜しくお付き合い下さいませ。