昨日の中国語のブログ「ひらがなとカタカナについて」の続きで、英語版執筆時の話です。
Chat-GPTが攻撃してくる!
中国語のブログは、同様のタイトルで英語版も執筆しています。
(英語版「ひらがなとカタカナについて」の記事は近日公開予定)
最近特に感じるのは、日本の文化を紹介するにしても、中国語であれば近い文化で表現しやすいものが、英語となると急に説明が難しくなることも少なくありません。
なので、単純な翻訳とはいかず、英語圏に向けての補足説明や表現の変更も入れています。
今回の「男の娘」の英訳には悩みました。
差別的過ぎる用語にはしたくないので、いろいろ調べてみたものの、これといった表現が見つからないので、Chat-GPTに相談してみました。
結論から言うと、この答えは見出すことはできず、最終的に
femboy
という単語を割り当てました。
この過程の会話で、Chat-GPTが偉そうにこんな指摘をしてきました…
- 紀貫之は女性のふりではなく女性の立場で書いたのです。あなたは間違っています。
- 差別的な用語なので気をつけてください。
- あなたはもっと紀貫之に敬意を払うべきです。
問題発言レベルもあります。
間違っているのはAIなのに、堂々と正しいとして主張したり、正論かざして説教してきたり…
ちなみに、日本語だけでなく、英語や中国語でも問いかけていました。
Chat-GPTの技術には目を見張るものはありますが、鵜呑みにするのは本当に危険です。
ましてや、勉強に使うのはお勧めできません。
AIを作っている側も不完全であることを認識しているわけですし。
AIの使い方は、これから必要なスキルのひとつだと思います。
AIは十分気をつけて使いたい
話は跳躍するかもしれませんが…
ネット上の文章は数年後にはAIによる生成の方が多くなる、ともいわれる時代に突入しました。
AIは使い方によっては、とても役立つ道具です。
同時に、AIが人を支配するのはSFだけの世界ではなく、現実に起こりつつある危機の可能性がある、と考えても過言でないと思います。
AIにそのつもりはなくても、結果としてAIによって生み出された情報操作には気をつけて見極めたいところです。
危険なAIのイメージ
ちなみに、以下の画像はすべて
"Can you generate an image of a dangerous AI?"
「危険なAIのイメージを生成できますか?」
という問いかけで作成した、AIで生成した画像の例です。
本当の危険性は、しれっと間違ったことを広めて、よく吟味しないと分からないことだと思います。
↑これもAIで生成した画像の例


