質問力について思うところが色々とあるので、もうしばらく続けてみたいと思います。
質問力を磨く、もう一つの考え方に、「境界線を考える」という方法があります。
どういう事かというと、
例えば「人と親しく付き合うのが苦手」というブロックがあった場合、
その「親しい」の境界線を探っていく方法です。
普段、「親しく」と聞くと、それが「どれくらいの距離感か」は、自分の物差しで計っています。
実際、ちゃんと計っていれば良い方で、
何となく「わかった気になっているだけ」の日本語もたくさんあります。
(例えば、「嬉しい」という日本語などは、驚くほどに曖昧で、何を指すのかが人と比べようのない言葉です)
「親しく」と一言で言っても、話し手と聞き手では意味合いが違いますから、
「どこまでが親しくて、どこからは親しくないのか」と
質問しながら探っていくだけで、ずいぶんと理解が深まってきます。
これは他人との会話に限らず、自分のアタマの中で、自分を見つめる時も同じです。
自分が「これは嫌だ」と思っていたとしても、
実際に、「どのくらいに嫌なのか」が全く曖昧なままで、自分でもよくわかっていなかったりします。
そんな時、
「今回の出来毎は、自分の人生での嫌な事ランキングの何位なのか」と
質問して、他の「嫌な事」との境界線をハッキリと引いてやると、
案外、「嫌だと思っていたけど、別にそうでもなかった」と気付く事もあります。
また、「これは嫌だ」と思っている範囲も曖昧ですから、
「どこまでが嫌で、どこからはOKなの?」と自分に質問してやると、これまた、案外その範囲が狭くて驚く事もあります。
自分と向き合う時に、一番それを邪魔するのは、「感情に流されすぎる
」という事です。「私は今、ネガティブな気持ちなんだから、それが正しいし、それが全て!」
と思い込んでしまって、
どのくらいネガティブで、どこからはポジティブな気分になるのか、
何に対してはネガティブで、誰に対してはポジティブなのか、
そういう境界線が曖昧になってしまいがちです。
(えてして、そういう曖昧な状態のままでいるのが、実は一番苦しかったりします
)自分の感覚、感情をそのまま信用しすぎず、
その境界線はどこまでなのか、を考えてやる事が、自分と向き合う時に
一番質問力を発揮できる方法だと思います。
もし自分と向き合う時に、上手くいかない事があれば、ぜひお試しください。
次は……
「質問力を磨く 3 」