【遺言的小説】エプロンさん周り | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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すすべてこれは小説です。
単なる妄想狂の、BBMDの副作用により今話している内容さえ、明日には忘れてしまう譫妄患者の話を聞いてやった。

とにかく、BNP前駆体フラグメントの値が、健常人の150倍。
トロポニンは30倍を超す。

まあ、よくぞ生きている。
今コロッと逝ってもけしておかしくはない。

 以下は、そんな明日をも知れぬある患者の話である。

………。………………………………………………………………


アレの裏方は、バカダッペー教授でも、西北事務局でもありません。
まあ、あまり詳しくは話せないが、バカダッペー兄弟は、ババダド大学に経済的寄与をしたとして、大学の名前を経済に繋げることにはたけていました。
でもね。黒幕はバカダッペー教授ではありません。
エプロンさんの日本での後継者だった彼らでさえ、全く頭が上がらないあの医学研究所が関係します。

ええ、ザイエンシュの論文にも参考データを提供した、あの膜屋さんです。
 

いやいや、芸能界の話に似て、言えない名前もあるのです。

はあ?
いや、それは全く関係ないでしょう。
煙幕としては使えたが、アレを表に出されたら、NHKのインタビュー番組のようなボロが出る。

だから、ヤバい話が漏れた少し後には、研究所に栄転してもらった。


はあん!
ああ、そうだ。
体の良い左遷だわな。
だって、あの教室のパッカパッカー率を見たかね。

今やそれなりに名が売れた、ヤツみたいのもいる。

あちら方面は、身を切ってでも隠す必要がある。

ノミノスクネ以来の、あそこと同じ。
いや、それ以上のタブーがある。



クレアチニンの値が、10を超えた。

今さらシャント手術は、手遅れだろう。




ホームで綺麗なお姉さんに、傘で突かれたらしい。
本当だかどうか分からない。


とにかく、妄想が激しい。
ここ数日が山場だろう。




ニャンコタンというシティの名門だって、あちらの力には逆らえない。
長く続いた発表日時の変更だって、アレには逆らえない。

証券マンなら、常識です。
売り抜けるには、あのタイミングしかなかったのですわ。




また、症状が悪化した。