
モンゴル族の帝国は、本体の元、親類が王の各汗(ハン)を合わせると、史上最大の国だった。
東は沿海州から、西はポーランドあたりまであった強大な帝国である。
実は、インドのムガール帝国のムガールは、モンゴルの訛りだという。
これは聞いた話で真偽は未確認だが、中東スルタンになるには、汗(ハン)の系統であることが重要であるらしい。今でも。
今の中国は、チベットや満州、ウイグル、内モンゴルを含め、すべて元の領域になった。
最近関東で放送された奇皇后。
あれは、朝鮮半島(高麗)からの貢女が、北宋皇帝を生んだという話だ。
が、衣服がメチャクチャなことはいつも通りだが、モンゴル皇帝も漢の王のような出で立ちにしていたのには、呆れた。
だいたい、奇皇后は『中国の王』に嫁いだ的な流れだった。
あそこまでファンタジーだと、どこからせめてよいのやら?
★蛇足
先日記事にした伊勢神宮の鏡(天皇さえ見られない)について、昨夜president紙が話題にしていた。
私の予想では、天皇だからこそ見てはいけないのだ、と思う。

理由は、マガやケ、トガ、ツミに関係するが、現代語で言う罪とはニュアンスが異なる。
どう違うかは、説明に1年はかかりそうだから割愛しよう。
元は、250年くらい続いた。ただし、今の中国支配は100年くらいだったか?
奇皇后の子が、北元の皇帝となり、モンゴル帝国自体は17世紀まで続いた。
元に負けなかった国として、日本とベトナムが知られている。
朝青龍や白鵬みたいのが攻めてきたら、戦う前に降参する輩や国もあったろう。