閉店間際、おらがAKBスーパーマーケットに顔を出す。
去年までなら毎日10キロメートル、場合によっては20キロメートルくらいは歩いていたのに、今や数百メートル先のスーパーに行くのさえ億劫で不安でもある。
メニエールでもないのに、平衡感覚がおかしい。
閉店前の半額セール品をゲット。
帰ろうかと思ったら、
しまじいちゃーんと、別のレジから手を振る少女が見えた。
ほぅ、
先日前髪を切りすぎたと泣きそうだった、おらがAKBである。
きゃわいひ!
とかいう声も聞こえてきた。
ボサボサ頭にヨレヨレシャツ。
どう考えても可愛いはずはないが、嬉しくなって大きく手を振った。