改【小説】ドンとの会話 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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いやな奴が立候補してしまいました!


…… 桜井か?


はい。
既に、新大久保は異様な雰囲気につつまれています。

捨ておけ。
事実を民衆に伝えてしまう輩は、この世界には必要がない。
手は打ってある。マスコミにも唾をつけておいた。


さようですか。さすが親分……、
いや、会長。


しかし、石田は上手くやってくれた。
おかげで、都知事選の焦点がぶれた。
政策やらあっちに手をつけられたらたまらん。


しかし、芸能界からは干されそうですが。何でも数千万の違約金の恐れとか。


バカもの。
違約金の話は、マスコミを使ってのブラフ。
お前は、何年俺に仕えている。そんな単純なことさえわからないのか?



ですが、あっちは?



あれは大丈夫。
川崎の件で貸しがある。
まさか、また公認だの推薦だのということはあるまい。
シールズ派も、もう一人のハゲとの間で綱引き状態。 これは、予想以上に上手くいっている。



アナウンサーはどうします?





捨ておけ。
欲求不満をつついたら、あそこまでやってくれた。
これは予想していなかったが、結果的に茶を濁すのに役だってくれた。
慰めの品でも用意しておけ。



じゃあ、本命は彼ですか?


あったり前じゃろ。
おおさか維新のように身を切ることをされたら、誰が困る。
ノックに作らせた舞洲ランドのような遊びもできなくなる。あそこには、毎日UFJと間違ってやってくる輩がいるそうだ。

議員はもちろん、都の職員全体の清さにまで手をつけられる。
そうしたら、M新聞が雇ったようなヒッピー崩れに記事を書かせることも難しくなる。
我々への指導料にも響く。


あのう。
あの土地の件はいかがすれば。


マスが約束したことだ。
マスコミに隠し通すよう伝えたが、一部従わない奴もいる。
ちっぽけな通信社だが、アメダマにも蜂蜜にも食い付かぬ。
いざとなったら、処理はお前に任せる。



ははっー。
ありがたき幸せ。





これは妄想小説です。