寒い夏と言っても、今年の夏のことではない。
20年くらい後から始まる、太陽活動停滞期と、白頭山大噴火に伴う、地球表面全体が一時的に低温化する時の話である。
時期が少し早いが、太陽無黒点日数が増えてきた。
20年後には、ほぼ毎日黒点の見えない日が平常となり、当然地球に届く熱も減って、地球表面温度は、5度くらい急低下する。
この温度差は致命的だ。
地球上に住む動植物の約半数が死滅し、久々に飢餓時代が到来する。
これに追い打ちをかけて、白頭山が1000年ぶりの大噴火をして、大気圏にばらまかれたチリが、さらに気温を下げる。
政治気象学者の唱えていた地球温暖化の嘘がばれ、自然科学気象学者の意見を表に出さざるを得なくなった。
米国民主党と一部環境圧力団体が推し進めてきた、二酸化炭素排出量規制の意味がやっと庶民にもわかり始める。
が、時すでに遅し。
朝鮮半島からの流民が、途中での犠牲者を含め、1000万人を超えた。
日本でも、もはや国連などには頼れないことも知れ渡ってきた。
済州島事件で密入国された時とは比べ物にならない、半島からの移民を抱え、日本は全土飢餓の中にある。
寒い夏は、しばらく続きそうである。
★これは、小説です。