【映画評論】平和の使者たち | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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日本で公開されたかどうかは知らない。

キリングフィールドほどではないが、ほぼドキュメンタリーに近いこんな映画があった。


ベトナム戦争時。

プロテスタントかクリスチャンかは分からない。

とにかく、神の教えを伝えて戦いを止めさせると言う団体がベトナム入りした。


国などは当然止めた。

が、彼らは仲間ルートを使ってベトナム入りした。


彼らを乗せたヘリが地上にたどり着きベトナムの土を踏んで1分と待たずに、信者の約半数が撃たれてあちらに旅立った。


彼らは急に怖気づき、事前に聞かされていた話が脅迫でも嘘でもなかったことを納得しなければならなくなる。

そこからは、会話で平和を実現するどころか、いかに死なずに国に帰れるかの時を過ごす。


結局軍に助けられる。



ここまでは、自衛隊のPKO反対と国内では勇ましいことを言ってソマリア沖に出たものの、海賊が怖くなって自衛隊に助けを求めた緑豆と同じようなものだ。



が、この後が違う。

キリスト教団体たちは、自分たちの甘さを認め、愛国者となっていく。



一方で、緑豆さんたちは、国内では過去のことは知らんぷりして、相変わらず自衛隊の存在すら認めないと言う恥知らず。



そんな、泣ける話を思い出した。


どっかで捕虜になっていると伝えられる日本人。


事実ならば、この裏方さんたちは、彼を何かで釣って、国が警告した地域へ出したことも忘れてしまったのだろう。


奇妙な話だ。



警告や約束を破って、ほとんど自殺に近いことをするものを、国が助けるべきだと力説する。




それでいて、普段から話し合いで平和をとか言っている団体や議員はダンマリだ。


自ら発している言葉を、自分が実行しようとはしない。