この説は、現在知られている私が信じている、科学というものからの推論である。
だから、古典的な歴史観や私の目から見ればまったくでたらめな論である世界の中心=朝鮮論ではない。
また不届きなことかもしれないが、神が7日で世界を創ったという論にも基づかない。
つまり、彼らからすると、勉強不足でバカなネトウヨが信じている論である。
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人類がいつ生まれたかに関しては諸説あるが、タンザニア付近のアフリカ東部であることはだいたい共通している。
その進化度によって、AからTくらいまでに大きくは分類できる。
この区分けは人為的なものであり、必ずしもアルファベットの若いほうが古いということはないが、おおよそはAが古くからいる人類、F以下は比較的的新しい人類ということができる。
アフリカ原住民のほとんどは、AかBである。
Cという人類はほとんどいない。
いや、例外がある。日本だ。
日本人の一部には、割合は少ないが、C系統の人類が残っている。
割合が少ないとはいえ、これは奇跡的だ。
アフリカを出た人類は、一旦アラビア半島南部に移動し、さらにペルシャかイラク付近から大きく東西に分かれる。
西に行った人類が欧州人となり、東に行った人類がアジア並びにアメリカ原住民のもとになる。
欧州人は、バスク人(差別語だが、日本人には分かりやすいので使用する)を除けばほとんど単一民族だ。
ペルシャ付近から出てインド南部に到達した人類は、南さらに東へと進むものと、北上するものに分かれる。
当時はオーストラリアを含む大大陸だった東南アジアでは、D系統のもとが生まれる。
現存する人類は、この大陸にあったアンダマン(政治的にはインドだが、地理的には東南アジア)に古いD系統が残っている。
アンダマン付近で生まれたD系統人類はやがて北上し、現在中国と呼ばれる支那地方で栄えた。
が、のちに生まれたO系統(現在の漢人など)に侵略されて、分裂する。
Dの一部は北に逃げ、満州→間宮海峡→樺太→北海道→津軽海峡→本州
というルートをたどって、アイヌ並びに現在の日本人の3~4割を占めるDの新しい進化人類となった。
一方、Dの一部は南化tら西へと逃げ新しいDが生まれる。
これが、現在のチベット人だ。
だから、ブータン人を含めたチベット人は、日本人の多くとは兄弟の関係である。
日本はアジアの東のはずれ。
Dだけでなく、多くの民族が集まっている。
大陸系の新人類Oも多いし、南洋系民族、あるいは欧州系人類もいる。
昔から今もある国で、これだけ混血・民族の多い国はほとんどないだろう。
日本人というのは、少なくとも4種(あるいは7種)の人類混合体である。
非常に古い遺伝子を持つ人類、アイヌ系人間の多さから考えて、日本では欧州や支那地方のような前人種殲滅は起こらなかった。
これは日本人が、平和・友好的であった何よりの証拠であろう。