【業界の常識】その2;パラリポロリと触れたもろ手 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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服飾などデザインを学んだ方なら常識だと思うが、よくテレビなどで話題になるパラりポロリ・コレクションとか触れたもろ手などという名前の衣装における流行カラー。


これは国家検定の初級問題にもなったりするから、かなりの人がご存知だろう。

実はこの流行色とは、2年前に作られるものなのだ。


再来年の流行色は、今年の秋ごろ、その業界のお偉いさん・著名人・あしなが伯父さんがパリに集まって、最高級のメドックやキーフ・ロワイヤルを片手に話し合いで決める。

つまりこれは自然発生的なものではなく、最初から決められた掟と周到な準備の下でできた流行なのである。


これは検定試験にもでてくる、基本中の基本。


ところが一部マスコミは、いかにもその年に話題になったかのような報道をする。

ひどいものだ。

2年前に流行色が決まったなら、その手配・広報に1年以上をかけ、前年にはテスト販売し、いかにも売れている状況を作り出す。


それが現実である。



こうした傾向は、特に流行色だけにとどまらない。

大地震で大方の方は忘れているかもしれないが、あの地震の少し前、日本の新聞はほぼ毎日『回収』の文字が新聞をにぎあわせた。

ひどい日には、社会面の下2段が、すべて『回収』報道で埋まったこともある。



あの時の政権は、輸入品に関して病的ともいえる法の改正を行い、一般家電の一部にまで食品並みの検査の必要性を強制した。


その一方で、日本を除く世界の国々(あの大陸国でさえ)が輸入禁止とした大腸菌や雑菌たっぷりの特定国のみの食品は、事実上無検査での輸入を許可した。





これとは関係ないとしておきたいが、この当時ノロなどが大流行し、多くの腹痛患者が発生した。


また、これも偶然であろうが、東京税関の検査官が4人、一瞬の不運な事故で命を失ったことがある。



しっかし、あの法改正はどこの誰が指示したのやら。

自己満足のためのいじめとしか思えないおど、ほとんど科学的意味のないものだった。


法は作ることは簡単だが、それを廃止するのは非常に難しい。

それは、ハンセン病に対する隔離問題を見てもわかる。



マスコミは、どうしてもあっち方面に都合の悪いことは報道したくないないようだ。


この食中毒事件や、今も続く1gあたり数百万という病原菌入り魚の話題も、マスコミには流れないことが多い。


知ったなら、食べる気がしなくなってしまうだろう。