一部報道では、洛陽付近で近畿で発見されている鏡に似たものが発見され、邪馬台国=畿内説(主に纒向説)がクローズアップされてきたかのようなジョーク報道があった。
このジョーク報道に関して、簡単にそのトリックを説明したい。
だいたい、邪馬台国に興味ある人は、それほど多くないと思いますよ。
何らかの目的があって大きなニュースにしたいのかな。
★★★邪馬台国いろんな説で陥りやすいトリック
★鏡の発掘場所は決め手にならない。
将来の考古学者が、ロンドンのダイエイとよばれた場所から、エジプトの芸術作品を発見したとする。
また、パリのルーブルと言われた伝説がある場所でも、似たことが起こったとする。
ここで、エジプト=ロンドン説と、エジプト=パリ説に分かれて大論争となった。
つまり、発見場所は決め手にならない。鏡は新しい権力者が横取りし、自分の国に持ち帰った可能性もある。
★卑弥呼は固有名詞ではない。
イギリスを訪れた外国人が、ニュースでで女王に対してハー・マジョスティーと呼んでいることを知った。
また、日本では王をテンノウと呼んでいることを知った。
そこでその人は、こう結論した。
イギリス女王の【名前】はハー・マジョスティーであり、日本の王の【名前】はテンノウであると。
やがてそれは、常識になってしまった。
こんなことが、卑弥呼にもあてはまる。
★外国の書物を信用するのは要注意
朝鮮では、豊臣秀吉が日本国王になっていたりする。
また、寿命2000歳の方が、正史にしっかり載っていたりする。
さらに、進化論の中にさえ首無し族が出てきたり、近代になっても蛸足火星人が登場する。
書物=正しいは、謝り。
それは新聞を見ても明らか。
★現在の考古学は時代遅れ
骨格の特徴などから論を展開する一部考古学は、いまや化石級である。
骨格など個人差が大きすぎて、決め手にはならない。
それよりはるかに正確で、変えようがない遺伝子情報については触れない。
まるでマンガを見ているようである。
★学術的=正しい ではない。
出雲で大量の銅鐸、銅剣が発見されるまでは、銅鐸、銅剣文化圏は分かれていた。
が、この発見でそれまでの歴史の常識が変わった。
現在見えた部分だけで決めつけるのは、幼稚である。