近代世界史を考える場合に、まず知っておかなければならないことがある。
それは、戦前の世界には、おおまかには10程度、細かく見てもせいぜい20くらいの国で、地球上の90%以上の地域を占めていたということだ。
アジアには、日本とタイしかない。
そのほかの地域は、植民地か中国のようにバラバラだった。
以下の地図には色がついていないが、現在中国と日本人が呼んでいるあたりは、およそ5ヶ国によって支配されていた。
このあたりを変な歴史観で見ると、社会党・佐々木更三が中国国家主席・毛沢東に戦中は日本が迷惑をかけたという話に対して、いや日本がなかったら国ができなかったといった話が理解できないとか、捏造だという話になってしまう。
もちろん、日本軍を悪者にしなければならない歴史教育やマスコミでは教えないし、真偽は藪の中ではある。
このあたりの事を考えないと、話がちんぷんかんぷんになり、なぜ日本軍が中国の市民に歓迎されたり、インドやインドネシアでは国を挙げて祝ったり、日本兵を弔ってくれたりしているかが理解できなくなる。