日本の義務教育などでは、戦中・戦後の自国と近隣国の記録に残る歴史を教えることや、宗教に関することはダブーに近いだろう。
また、イスラム教に関しては、ハンムラビ法典の『目には目を、歯には歯を』の部分だけ取り出し、その凶暴性などを浮きだたせ、ヨーロッパなどにおける魔女裁判や宗教裁判における残虐性から遠ざけている。
とか書いたが、私自身イスラム教に関してほとんど知識がない。
ただし、ハンムラビ法典が現在でも使えるほどの融通の利く法典であり、またイスラム教があったからキリスト教で破壊された自然科学も生き残ったということくらいは知っている。
そうは言っても、どうも全体像がイメージできない。
そこで、半分は眉唾ではあるが、インターネット辞書で概要だけでも調べてみた。
世界のイスラム教徒人口比
日本の義務教育では、タイは仏教国、インドはヒンディー教国、フィリピンはキリスト教国などと覚えさせられるが、世界はそんなデジタル思考で分類できるほど簡単ではない。
また、イスラム教と言っても、非常に大まかな区分けだけでも、これだけ面倒だ。
だから、細かいところではこれよりはるかに複雑だし、人種、部族、部落、身分などもからみ、非常に複雑になっているだろう。
そう考えると、北海道の民主党議員がイスラム国とイスラムの国を混同していることは、場所や場合によっては命の危険さえあるということさえ理解していない。それほどおつむがピーナッツの議員なのだろうと思う。
ある国では、名前が同じことからお前はイラクのフセインと同じだなどと言っただけで殺された人もいる。
一部の方は知っているが、私もまたちょっとしたジョークを言ったつもりで、生死にかかわるほどのこととだと指摘され、冷や汗をかくことになったこともある。
ジョークも、個人や宗教、民族、その背後にある組織からの監視などにより、許容範囲が大きく違う。
日本のようになんでもあり世界でのうのうと生きていると、何を言っても即危険なことはめったにないが。
ただし、それに付け込んでか、大ウソを平気で流しているマスコミやブログがあるのも事実だろう。
最近少し勉強してか、そうした方々に共通するものがあることが、徐々にわかってきた。