枝野官房長官の聞き取り結果は、かつて記事にしています。
ただ、前回はかなりラフな記事でしたので、今回はあと少し詳しく見ていきます。
枝野さんは相当な狸ですが、ベテラン調査官の聞き取り方がうまく、つい本音と思われる心境を漏らしてしまう部分もあります。
ただし、狸ではありますが悪質な嘘などは感じられません。
まずは、最初の方。
最初から狸丸出し。うまいスタートです。
非常に知りたい部分。というか、原発非常事態宣言発令の遅れは、この調書の大きなポイントの一つ。
証言では、枝野さんは非常事態宣言には関係ないらしい。
やや疑問も残るが、まずは信じるとしよう。
最初に記憶力が良くないと言っておきながら、メモをとる習慣もないとのこと。
なんだかなあ。
このあたりは海江田氏、細野氏の証言と同じ。
ただし、ホウ酸の話はまだマスコミ等には公開されていなかったはず。
でも、多少原発の構造を知れば出てくる話で、私もほとんどオンタイムでこのあたりを記事にしている。
ただ残念ながら、ホウ酸の米軍からの到着と使用までのタイムラグ説明は、私には見つからなかった。
これも特定秘密?それとも、何らかの理由があった?
確かこのあたりで、武田教授が変な説を唱えていた。
再臨界にも関与する話だったと記憶している。
同時に武田教授は、チタン合金配管による熱吸収作戦とそれを許可しない政府に関して述べていた気がする。話の途中で官邸のトップから、話を止めるよう直接電話があったはず。
あの話は、どこを見ても出てこない。
私の見つけ方が幼稚だからだろうか。
それともわたしの幻想記憶?
たぶん、一部テレビ局に映像が残っているはず。
★注;特殊なホウ酸を冷却水に入れることにより、核分裂連鎖反応を激減できる。
ただし、この作業により、原子炉はほとんど死んでしまう(再度の稼働ができなくなる)
この特殊なホウ酸の備蓄はなく、事故直後にアメリカから空輸されているものと推定される。
ただし、その使用を始めるまでに相当な時間が空いている。
このため、一部ではいろんな噂が飛びかった。
この■部分は、高い確率でほぼ内容を推測できますが、文字にはしません。
ただし、あとのある幾多の調査官とのやり取りから、ほとんどの方が推測できる内容です。
枝野さんでも触れられない。
刃物ですかねえ。