今上陛下の新年のご感想の中のお言葉の一部に、こんな文がある。 
この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。 
【注】私の独断で、宮内庁のデジタル原文で使われている読点(,)は、日本語の読点(、)に差し替えています。
この文を、簡単に分解してみよう。 
この機会に 
→①動機 
満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び 
→②手段 
今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと 
→③目的 
となるのではないだろうか。 
この文に簡潔な見出しをつける場合には、①動機②手段③目的のどれを書くべきだろうか。 
どれか選べと言われたなら、私は③の目的を見出しにする。 
ところが、これは私の頭では推測できなかったのだが、③目的を見出しにした新聞社は戦争賛成派だとの解釈をする記事を見た。 
驚いた。 
そんな見方ができるのかと。 
どうも、②手段である「歴史を学ぶ」に重点を置くことが平和主義だと言わんばかりである。 
不思議な読み方だ。 
歴史を学ぶのは手段なのだから、やはり目的を掲げた方が私にはより日本語を正しく理解していると感じる。 
余計かも知れないが、こんな歴史は義務教育やマスコミではタブーのようだ。 
①通州事件 
民間の日本人婦女を中心に、軍人や朝鮮人慰安婦ら223人が、漢人らに筆舌に尽くしがたい暴行、強姦などを受け虐殺された事件。 
さらに、あろうことか、この悲惨な写真を南京虐殺の証拠写真に混ぜこませるという、非常に不道徳・卑怯極まることをしている。 
つまり、自分のしたことを日本軍のせいにしている。 
②韓国軍慰安婦の実態を教えず、その悪行のほとんどを日本軍になすりつけていると思われる。 
また、大部分のマスコミは、アメリカ情報局が把握していた日本軍の慰安婦の実態を明らかにしていない。 
③戦後韓国からの大量の密入国者に関する情報だけでなく、在留者としての入出国管理法における特別在住者の例外事項(いわゆる特権)もマスコミは報道せず、ほとんどの場合がヘイトスピーチという話に変質されてしまっている。 
半島の残酷な戦後史は、日本では教えてはいけないようである。 
③平和を守れと声高に叫ぶ、元戦争煽動新聞社とも言えそうな朝日新聞副社長に関しては、朝日新聞が槍玉に挙げているA級戦犯容疑で逮捕、公職追放され、CIAでは暗号名で呼ばれる存在になったが、マスコミでは報道したのを聞いた記憶がない。 
また、インターネットなどの書き込みでも、読売の正力さんに関する同様の記事はあっても、朝日新聞のCIA協力者であるA級戦犯容疑者に関しては、まず触れていない。 
そろそろ、このあたりも少しずつ明らかにすべきでは? 
池上さんのコーナーに期待したい。