ここ約2週間。
与作の日々を送っていた。
ヘイヘイホーとは叫ばなかったが、両手指の指紋がほとんどすべて消えてしまった。
豆の上にできた豆が2回つぶれた。
中指には、不思議な形の血豆ができている。
細かい棘のようなものが突き刺さった数は数知れず。
こんな状態になったのは、硫酸や硝酸を毎日使っていた学生時代以来である。
指紋が消えた。
これなら銀行強盗をしても大丈夫だろうか?年末、懐も寂しいし・・・・・・。
が、応仁の乱で深手を負った左足が痛い、びっこを引きながらでは、たぶん逮捕されてしまうだろう。
長い熟考の末、私はこの計画を取りやめることにした。
うーーーーん。
ぜぜがじぇじぇじぇである。
泣いてもしょうがない。
なお、面白いことに気が付いた。
与作になる前には、学生時代から私の健康バロメーターとなっている白爪は人生最低レベルになっていた。
とにかく眠くて、朝寝、昼寝、夕寝をしていた。
が、どうだ。この2週間は、人間らしい時間は起きていた。
白爪も2年前に戻った。
どうも、多少体をいじめた方が健康になるようだ。