【グーグル百名山】36;白頭山 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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白頭山

この名前は、在日朝鮮人ならびに在日韓国人の方々に気を遣った名前を使ってみました。
中華人民共和国では長白山と呼ばれていて、これは竹島・独島同様、国家間の呼称問題になっているところです。
中国に滞在していた時には長白山の名前しか聞いたことがなく、神話の中に出てくる白頭山が同じものであることは知りませんでした。
中国では野生朝鮮人参の産地として知られている山ですが、朝鮮半島では全く意味合いが異なります。

朝鮮民主主義人民共和国には檀君神話というものがあり、この神話が金日成・正日親子に深くつながっていることになっています。
朝鮮民主主義人民共和国というのは、こうした神話を庶民をコントロールする手段として使っているともいえます。

実はこれは南の韓国も同様で、なぜパク・クネさんが大統領になれたのかにも深く関わっています。
朴は、檀君神話の最初に出てくる王の家系のひとつだからです。
このように、半島は神話を操り、操られている庶民がいるのが現状でしょう。

だから、韓国などでは本貫が絶対視される両班身分差別社会が、いまなお深く生きているわけです。

話が脇道にそれました。
この白頭山は、近い将来巨大噴火をする可能性が高い山としても知られています。
かつてこの山が噴火した際には、朝鮮半島北部から満州にかけてあった渤海国が滅亡する原因を作ったとも言われています。

この山が巨大噴火した場合には、朝鮮半島だけでなく東アジアにもかなりの影響がでることは確実視されています。

しばらく目が離せない山のひとつであり、日々変化しているようです。




★データ
白頭山(長白山、太白山)   標高 2,744m(成長中)
中華人民共和国・朝鮮民主主義人民共和国
極寒時頂上気温 -50度近く
要注意火山・近未来に巨大噴火の可能性