庭のジャックと豆の木が自由気ままになり過ぎ、かなりの部分がご近所さんや裏の駐車場にもかかってしまった。
今日は昨日までとは違い、長袖でもなんとかなる。
ということで、でしゃばりすぎた枝を掃うことにした、
が、なんとのこぎりがない。
いや、春には見たはずだが消えている。
ご存知の方はご存知のように、我が家には四次元ポケットがあるから、これは不思議なことではない。
そこで、のこぎりを買いに出かけた。
比較的近くに100円ショップの雑貨屋さんがある。
が、確かに有ったのだが、どうもへなちょこ。
買ってから、三寸の枝さえ切るには不安だなと思った。
そう思って店を出たら、なんとはす向かいに金物屋さんがあるではないか。
十年以上ここに住んでいて、初めて知った。
いや、忘れてしまっただけかもしれないが。
うむ。こののこぎりでは心もとない。へたすると、今日一日さえ危うい。
ということで、金物屋さんに入る。
が、がらんとして誰もいない。
まあ、今時田舎でも個人商店は珍しく、うちの田舎でもほとんどの店がチェーン店になったか、店を閉じた。
そんな昨今にあって、個人の金物屋さんは遊園地にでも来たような気分になる。
しばし、楽しい時を過ごす。
さて、のこぎりだが、探すまでもなく入口すぐのところにあった。
ほお。値段がまるで違う。
最低でも800円。高いものになると、福沢さん級である。
確かにそれはすごそうだが、こちらの予算は夏目さん1、2枚。
で、そうした村雨、草薙の中では見劣りするが、私には高価な1,500円のものを求めた。
で、早速長袖に着替えて、ジャックと豆の木の成敗に進軍した。
手始めに、2cmくらいのものを引いてみた。
もちろん100円のものは、そのまま買い物袋に入ったままである。
おおっつ!
さすが。なんと、2cmくらいなら一引きである。
ほお、さすがに違う。
嬉しくなって、3cm、5cmの脇枝を引き掃う。
いやあ、面白いように切れる。
引いた木々が山となっていく。
いやあ、しかし長袖でよかった。
昔ならなんでもなかったが、最近はちょっとしたひっかき傷もなかなか治りにくい。
長袖のおかげで、さしたる傷もなし。
が、ちと張り切りすぎてしまった。
シャワーをあびて、ちょっと横になったつもりが、寝入ってしまったようだ。
ああ、今夜も蝙蝠確定である。
しかしなあ。安物買いのなんとかとはよく言ったものだ。
100円のこぎりを試したが、一引きで5mmの枝でさえ途中で引っかかる。
やはり、値段は伊達ではない。
たぶん食品も同じだろうが、プー太爺には、これは厳しすぎる現実だ。
残念ながら、安物、特売品に目が行ってしまう。